多分分かる世の中の事

有利不利

景気の巻

好景気が良くて、不景気が悪い。世の中ではそう思われているし、その考えを疑う人はいないだろう。ただ実際は、好景気で有利になる立場の人もいれば不利になる立場の人もいる

まさかと思われるかもしれない。実際信じられないだろう。ただ、好景気が不利に働く人達も多い。好景気というのは、全てのヒトに良い影響をもたらすワケではない

好景気になって、良い影響がもたらされる人がいる。分かり易いのは株を持っている人だろう。景気が良いというのは株価が上がることとイコールになっている

株を持っている人には、好景気は有利に働くだろう。それと、株を持っているような人を相手にする商売。例えばタクシーの運転手などもそうだろう

タクシーは基本的に割高な乗り物。こういう乗り物を利用する人は、景気が良くてその恩恵を受けている人だろう。タクシーの運転手に聴けば、景気が良いか悪いかを調査出来るのも頷ける

好景気が有利に働く業界がある。それは間違いないこと。ただ全ての業界に恩恵がもたらされるワケではない。それも確かなコト

好景気になって物価が上がる。恩恵がもたらされる業界ならイイが、そうでないなら出費が増えるだけ。とすると好景気というのは、あまり好ましくない

勿論とても複雑に絡み合うのが経済なので、単純には言えない。ただ、全てのヒトに良い影響が約束されていないのが好景気だろう

立ち止まって冷静に見れば、不景気の方が生活しやすかったというコトはよくある。誰の為の景気なのかをよく観察した方がイイ。観察すれば得する人と損する人が見えてくるだろう

好景気という言葉に踊らされてしまうが、冷静に見た方がイイ。そして経済というのは、不平等で出来ているというのも忘れてはいけない

経済に関して言えば、基本的にバラバラ。得るヒトと得られないヒトがバラバラに存在している。平等には成り得ないのだから、みんなが喜ぶ経済があると思うコト自体間違っている

不景気も好景気も踊らされるだけであって、実体経済とは違う。リッチな層と庶民の層でも違うし、業界によっても違う。騙されないように、踊らされないように

経済は自分の立ち位置でしっかり観察するべきだろう。実感を通して景気判断するべきだろう。マスコミや政府が言う経済は本物ではない。実感する経済だけが、本物と思った方がイイ

好景気でも不利な立場の人はいるし、不景気に有利な立場の人もいる。みんなバラバラ。騙されてはいけない。踊らされてはいけない

2008年6月22日〜28日までの週間トップを発表します。1位 新しい経済のカタチ 2位 マイナスの連鎖でした

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