寿命の巻
石の寿命は何年だろう。石という物に命はない。命がない以上、寿命というモノも存在しないのだろう。ただそれではつまらない
少なくとも人が石と思うカタチがある。カタチが崩れてしまえば、石ではなくなってしまうだろう。そのカタチを寿命としたならば、石の寿命は何年だろう
石が崩れて細かくなれば、砂になるだろう。砂がもっと細かくなれば、塵になるのかもしれない。石はそのカタチを保っている限り石のまま
石の寿命、宇宙空間にある隕石などは、100万歳だったり1000万歳だったり。下手をすれば何億歳の隕石もあるだろう。つまりそれだけ変化しないというコト
宇宙空間の場所にもよるけれど、何も変化がない所は本当に変化しない。100万年前と、何も変わらない所も存在するだろう。その長い寿命の視線で見ると何が見えてくるだろう
1秒前と何らかの変化のある地球上のモノを見たら、どう思?。おそらく全てが光のスピードのように早く見えるだろう。生命も光のスピードで動いていく
植物なら一瞬にして生い茂り、世界を覆っていく。目まぐるしく変わっていく景色。その中で何を思うだろう。私だったら、そんなに急がなくて良いんじゃないのと思う。・・・・・・そんな所か
生命は一瞬でその命を終え、一瞬の繋がりで子孫を繁栄させていく。長い寿命の物から見れば、そう見えるに違いない
長い人生も、もっと長い寿命の物から見ればほんの一瞬。この世界の時間なんていい加減。みんな自分本意の時間で生きているんだろう
絶対の時間なんてあり得ない。時間は変化と刻みによって決まっていく。もし時間があるとすれば、自分の寿命だけだろう。自分の寿命を基準として、全ての時間は定まっていく
寿命の刻みが短ければ短いほど、瞬間瞬間の重みが増す。寿命が長ければ長いほど、今のこの瞬間などどうでもイイ
瞬間というのもいい加減かもしれない。ある物にとって瞬間は、とても長いものだったりする。その中で迷い苦しんでいてもおかしくない。他の存在に、その事が理解が出来ないだけ
理解というのも、自分の範囲内でしか出来ないのだろう。基準である自分の範囲を越えてしまうと、まるで対応出来ない。それが理解だと思う、理解の限界
そんな理解し合えない物が、この世界には共存している。不思議な話だ。何でそんな理解し合えない者達を共存させてしまったのか
何か意味はあるのだろうか。今までもこれからも理解し合えないまま。そんな存在がこの世界に同居して、どういう意味を持たせたいのか。ある意味究極の謎と思う
同じ世界で影響を与え合いながら、時間という観点からは、まるで何層にもなっているかのように横を素通りしていく。真横にいるのに、気づかない不思議
気づかない存在、この世界の霊的な物、暗黒物質などは遠い世界ではなく真横にいるのかもしれない。理解出来る範囲が狭すぎて、素通りしていっているだけかもしれない。まだまだ世界は分からないことだらけ
2008年6月15日〜21日までの週間トップを発表します。1位 闇2位 消費税ショック 3位 長ければ刻もう 4位 ついていっては、イケナイでした