先人の巻
この便利な生活。一つ一つがシステム化され、成立している。もし自分だけだったら、おそらく原始的な生活に戻ってしまう。全てのコトを自分で供給するとなれば、原始的な生活になるだろう
現代でも、場合によっては原始的な生活になりうる。この便利な生活は、絶対のモノではないのだろう。あくまで築き上げられたモノで、土台が崩れれば原始的な生活にもなり得る
忘れがちだけれども、先人が構築してくれた上に便利な生活というのはある。言い換えるならば、借り物の上で生活させて頂いている。先人には、どれだけ感謝しても足りないだろう
現代人が沢山のモノを借りて生きている。それは間違いない。ただ、借りるという行為は悪いことではないような気がする。借りるコトで先人の功績は、永遠になる
様々な苦労があったと思う。先人達の中でも、現代の生活に役に立つモノを作った人の困難は、並大抵ではなかっただろうと想像出来る。泥の中をかき分けていくような、大変さだっただろう
そんな思いで作られたモノを、後世のヒトが使う事で報われるのではないか。苦労が報われ、その功績が永遠になるように思う。ずっと使い続けられるモノなら、永遠の命
先人達の知恵を借りて現代人は生きている。同時に、後世の人が使ってくれるおかげで、先人達の苦労は報われ、永遠の命にもなり得る
少し複雑だけれども、時代を越えたコミュニケーションだと思う。命は有限だけれども、知恵は歳をとらない。後世のヒトが使い続ける事で、知恵はいくらでも長生きし続ける
便利な生活の裏には、先人の存在がある。その事実だけはしっかりと刻みつけたいところ。刻みつけて、沢山その知恵を借りていこう。永遠の命を繫いでいこう
2008年4月の月間大賞を発表します。月間大賞は、告白でした。ダメな自分と合体すると、本来の自分に戻れるのか。すごい発想!!