辛さの巻
同じコトをしていても、辛く感じる時と、さほど辛さを感じない時がある。この不思議な現象については、ちゃんと説明されたことがない
ということで、この機会に何でそんな事が起こるのか、キチッとこの場で示そうと思う。この前書いた超人領域にも繋がると思うので、よろしければそちらも確認して欲しい
まったく同じコトをしている。それなのに辛かったり、辛くなかったり。とても面白い現象だけれども、誰もが経験した事があるように思う。もしかすると辛さというのは、コントロール出来るのかもしれない
超人領域では最高を目指す者だけが、辿り着けると書いた。意識を最高に向ける。それによって最高の喜びが得られるとも書いた
これだけで、ほとんど答えだろうと思う。答えと言っても、そのメカニズムが欠けているので、何のことかまだ分からないだろう。今はそれで良い
これからメカニズムを説明したい。意識を向けるというのは、とても重要な要素。意識を向けると言うより、意識を置いてしまうに近いかもしれない
どこに意識を置く?その置くというのを、一旦角度を変えてみたい。こちらに置くから、辛い所にある意識は当然お留守になる。このお留守になるのが重要。意識がよそに行っているので、今のこの辛さが感じにくくなる
意識がもし、辛い所にあればずっと辛いままだろう。一つ一つ辛さを真っ正直に味わっていくだけ。ただ意識を他の所に置いてしまえば、辛さ自体を感じなくなるというからくり・・・・・
とても面白い考え方。辛い所から、意識をお留守にしてしまう。もちろん意識がお留守でも、いい加減にするわけではない。あくまで最高を目指している。いい加減になるわけがない
小さい子供がいるお母さんやお父さんが、普段よりも頑張りが利くのも意識が子供に行っているからかもしれない。子供の為と思えば、そちらに意識が向いて、辛い実務への意識はお留守になる。もちろんいい加減にもならないだろう
超人領域とは、辛く感じてしまう領域から意識をお留守にさせて、さらに高い所に意識にワープさせる方法論のように思う。自分は高い目的の為にやっているという納得があれば、ラクをしたがる自分に負けるコトもないだろう
ラクをしたり、妥協したりすればすぐに辛い領域に意識が行く。意識をお留守にして、他の楽しいところに向かわせてしまうと、今やるべき事がいい加減になる
いい加減になったモノの結果は、さんざんなモノだろう。同じ時間やっても、それでは悪い結果しか出ない。その悪い結果は、さらに嫌で辛い領域に自分を留まらせてしまうように思う
妥協や怠惰のツケは、あとで必ず戻ってくる。辛い思いからは逃げられないのだろう。やらされて妥協してと言う意識は、悪い結果をうみさらに嫌にさせてしまう、最悪の方法論
最高の所に意識を置き、辛さの領域の意識はお留守にする。これが最高の方法論になるだろう。であれば、みんなそれをやれば良い。ただ現状では難しいように思う
例えば学校などでは、どうしてもやらせてしまう。そのうえ、成績を付ける。上位3割は余裕があり、最高も目指せるだろう。ただ下位に行くほど嫌にさせるだけで、最高を目指せなくもさせてしまうだろう
学校というのは、上位3割の為に存在している。本来は残り7割にも、最高の所に意識を置かせるべき。残念ながらそのやり方がないまま、辛さだけが溜まっていく悪循環を作り出している
優秀だと言っても、危うい。なまじ進学校に入ってしまうと、それまでトップクラスだったのがいきなり下位になるコトもある。そのハンディキャップはそう簡単には埋められない。落ちこぼれて抜け出せない、そんな悪循環にも陥るだろう。悪循環を生むのは、本人ではなくシステム
結果は学校側で決めても良い。ただ、そのチェックポイントをいつ通過するかは、バラバラで良いだろう。しかも順位を付ける必要もない。チェックポイントは通過すれば良いだけで、順位は意識をどうでもイイ方向に向かわせるノイズでしかない
成績も、順位も点数も、目先の結果を見るだけの悪趣味なシステム。意識を辛い所に固着させる、最悪なシステム。悪循環を作り出す為の、陰険で効率の悪いシステムだろう
困った事に、現状その最悪なシステムしか存在していない。しかもそれが最悪なシステムだと誰も気づいていない。辛い所に意識を置かせて、ガマンさせるという現状のシステム。これは能力にブレーキをかけ続けるようなモノ
とてもモッタイないやり方。能力を最大に解放させるには、最高の所に意識を置かせ、辛さの意識をお留守にすること。目先のチェックは要らない。もっとおおらかなチェックポイントを設定するだけでいい。あとは一人一人が最高に意識を置くだけ
学校は、一人一人の能力を最大にする為に、焚きつけていけばいい。最高に意識を置かせ、辛さの領域から意識を追い出す。それが出来れば、能力は加速していく。みみっちい評価はブレーキだと気づくべきだろう
さて、今日は少し長くなってしまった。こういうのもたまには良いように思う。何で同じコトをしても、辛い時と辛くない時が存在するのか。それは辛い所に意識が無くなり感じなくなるから。それを答えとしたい。みんなが経験していながら、イマイチ説明出来なかったことをキッチリ説明出来たように思う
2008年4月13日〜19日までの週間トップを発表します!!1位 パック 2位 戦争の殺人事件化 3位 100%イヤラシいでした!!