多分分かる世の中の事

プロ

寄せるの巻

プロになる為には?と問いかけられた時、どう答えればいいだろうか。案外プロというのは、幅があって答えるとなると難しい

おそらくお金が取れるとか、高い技術を持っているなどの答えが出てくるのではないだろうか。確かにそれも正解と思う。ただ、どうやら本質はちょっとズレた所にある

というのも、お金が取れるかどうかと言うのは、高い技術に裏付けられている必要は無い。どうも、プロというと高い技術が必要のように思ってしまう。もちろんそれもあるに越した方が良いけれど、実はそれがあってもプロとは言えない

高い技術があっただけではプロとは言えない。これはどういうコトだろうか。プロを目指す人は、当然高い技術と独創性を身につけようとする

実際それが身につかないので、みんな苦労している。ただ、高い技術と独創性があっても、みんなには認められない。というよりも、独創性があるほど認められにくくなると言えるだろう

ここら辺が今日の話のポイントとなる。独創性や高い技術をみんな身につけようとするが、それが直接プロには結びつかないこの考えの不思議。一体何を言いたいのだろうか

実は独創性があるほど、人には認められない。独創性があるという事実だけは認められるだろうけど。えてして変な人で終わってしまう

高い技術があっても、上手だとは思われるだけ、そこ止まり。それだけでは決してプロだとは認められない。プロには成れないと言ってイイ

実はプロになる最短は、プロのように振る舞うコト。プロのやっているコトに、寄せていくことになる。つまりすでに認知されていることを、そのままマネる行為

これはどういうコトかと言えば、技術をマネると言うよりも認知されていることを引き継ぐに近い。ここはとても重要で、プロというのは認知されなければ成り立たないというコトになる

独創的なモノはどうだろうか?これはそもそも認知されにくい。なので、独創的なモノほど認知して貰えるような、工夫が必要となるだろう

人は、高い技術と独創性を求めるコトはしてきたように思う。それはしてきたのだけれど、認知される重要性を見てこなかったように思う

プロになる為には、認知されなければいけない。その能力が無いのならば、現状のプロのやることに自分を寄せていった方がイイ

人に認知されるのは結構難しい。もしそれが出来るのならば、それは一つの技術だろう。実際、有名で認知されているような大きな企業でも、たえず認知されるようなコマーシャルを打っている

人の認知の中に入り込むことは、最大の難関なのだと思う。その部分が欠けてしまえば、誰もが素人止まり。高い技術と独創性を持っていても、素人になってしまうだろう

これは教育の場でも教えた方が良いのかもしれない。認知されることは大切で、良い印象を持たれることも重要だよと

もしそれが出来るようになれば、もっと人を大切にするように思うし、もっと人観察するように思う。産業革命からは技術の時代だった

技術ばかりに意識が行っていたように思う。ただ、重要なのは認知されること。とするならば、これからは人に気に入られるような内容も、教育に組み込んだ方が良いだろう

人に気に入られるという重大な要素が、スッポリと抜けてしまっていた従来だからこそ、様々な人間関係の問題も起きてきたように思う。もっと、人を大切にして人に愛されるモノ作りする事が、本来求められるのだろう

2008年4月6日〜4月12日までの週間トップを発表します!!1位 悪趣味なコレクション 2位 積み下げ 3位 交流でした。まだ新卒ってあるからね。その段階なんだろうね

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