多分分かる世の中の事

オス・メス

個性の巻

個性って何だろう。よく聞く言葉だけれど、ホントの事を言えば、あまりよく分かっていないように思う。何で個性があるのか。知っているようで、まったく知らない

生物全てが当然持っているのが個性。そう思っているけど、本当にそうなのだろうか。分裂して増えていく細菌などの生物にも、個性はあるのだろうか

ここで思うコトがある。分裂で増える細菌などには、個性はないと。分裂するわけだから、親と子は同じでないといけない。たとえ何十万と増えたとして、みんな同じ性質

個性などあり得ない存在、それが分裂して増えていく生物だろう。個性的になれる箇所が許されていない。ちょっと信じられないかもしれないけれど、分裂して増える生物には個性は許されない

どうやら全ての生物が、個性を持ってはいないらしい。個性がないというコトは、気をつけないと環境によっては全滅してしまう。いや、気をつけたところで、苦手な環境に置かれた時点で一気に壊滅してしまうだろう

個性がないというのは、全滅してしまうリスクを伴う。おそらく、いろんな環境において強い種を残す為に、個性というのは必要だったのだと思う

では、個性が生まれる要素とは何だろう。おそらく重要な鍵を握っているのがオスとメス。オスメスと言うシステムが出来、子供がそれぞれの受け継ぐ部分を持つコトで強い種が出来る

さらに重要なのは、オスとメスが結ばれる時の選択。オスはメスを選び、メスがオスを選ぶ。この選択によりより強い存在になるべく、自分を磨くようになる

自分の強化と、他との違いがある事で、生き残る可能性を増していく。個性というのは、生き残りの可能性を増す戦略と言えるだろう

どの生物がどんな個性を持っているかは分からない。自分でさえ、どんな個性があるのか、まったく知らないだろう。自分の親やその前の先祖から受け継いだ性質

その性質は、自分ですら計り知れない。そんな個性を受け継ぎながら、さらに自分を強化していく。なるほどうまく出来ている

目に見えない環境と戦う為に、先祖からの体を受け継ぐ。さらに自分で強化しながら、現在の環境でも生き残る。二つの要素を行き来しながら生きていく。それが生命のように思う

生きるというのは思った以上に大変な作業だ。でも先祖からの戦略があり、自分にそれは植え付けられている。自分でなくても、それぞれの人達がいろんな可能性を背負って、さらに自分を強化して生きている。こんな不思議なコトはない

個性というのは簡単に使ってしまう言葉だけれど、結構深いいろんな意味が隠されているのだろう。生命が生き残ると言う戦略の為に、手に入れたシステムだと思う。個性は静かに携えているモノなのかもしれない

2008年3月2日〜8日までの週間トップを発表します!!1位 相手 2位  3位 ノーコメント禁止法でした。

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