物語の巻
人生には、勝ちパターンと言われる生き方があるらしい。実際そのパターンに乗って、成功した人が沢山いるのだろう。そうなれば、勝ちパターンに乗らない手はない
さて、世の中に勝ちパターンがあるとして、それはずっと続くモノなのだろうか。実際それは難しい。実は勝ちパターンに乗っても、うまく行かない事もある
うまく行かなくなるのは、世の中の状況が変わった証拠。世界的に状況は動いている。同じ勝ちパターンがずっと続いてくれると思うコトが幻想だろう
ただ、その勝ちパターンの中で育った人は、自分達のやり方を疑わない。それを次の世代にも薦めてくる。たとえそれがうまく行かない事でも、平気で薦める。おそらく信じ込んでいるのだろう
世代による環境の違い。それがあるにもかかわらず、自分達の勝ちパターンを次の世代にも押しつけてくる。押しつけてくると言うより、そのやり方しか知らないと言った方がイイだろう
上の世代として接しようとする時、どうしても自分の生きた状況がベースとなる。そこで少しずれたコトしか、伝えられないと考えられる
今までの勝ちパターンは、それとして取っておくべきだろう。ただ、ずっと通用するモノではないというコトも、知っておきたい。もうそろそろ新しい物語を、書くべき時のような気がする
今までの成功の物語のままで行ければ、それはそれでいいのだろう。ただ、もうその物語は通用しなくなっている。とすれば、これからの物語を描いていくべきだろう
物語を描く時期。ただその物語が、勝ちパターンかは分からない。勝ちパターンでなくとも、ハッピーな物語は描けるだろう
背伸びをして勝ちパターンを作り出すのではなく、もっと心の声に忠実に、ハッピーな物語を描き出していくべきだと思う。今までの物語は、新たな物語を描く上であまり役に立たない
まだ新たな物語の全貌は見えてこない。見えてこないけれど、あるようには思う。それは今までの勝ちパターンに囚われるならば、取るに足らない物語だろう
ただ、心の声に忠実になれば、ハッピーになれる物語。それはもうどこかにあるように思う。今までとこれからの二つの物語。その狭間に現代人はいるように思う
2007年10月の月間大賞を発表します。10月の月間大賞に輝いたのは、バトンでした!!