最高の巻
人に媚びるというのは、とても嫌なモノだろう。誰でもそう思うだろうけど、わたし自身その考えを改めた。世の中は媚びる事で溢れていて、案外良いパフォーマンスを発揮している。そんな仮説を今回は立て、検証してみたい
媚びると言っても対象によって、いろいろあるのかもしれない。基本的にはチカラを持つ者に対しての、ヒトの行動だろう。チカラを持つ者が誰かによっては、媚びるも良い方向に働くような気がする
みんな自分がしているコトは、正しいと思うしそこそこ優れていると思っている。これは主観的であって、客観性は乏しいだろう。それでは良いパフォーマンスは発揮されない
良いパフォーマンスを発揮出来るのは、対象となる人がどれだけ喜ぶかに掛かっているだろう。とするなら、良いか悪いかを決めるのは自分ではなく相手となる
その対象となる相手が、最高の権限を持って強い立場場合。望むと望まざるとに関わらず、自分が良いパフォーマンスを発揮しなければならない。でなければ、自分が切り捨てられてしまうだろう
渋谷のライブハウス、ラ・ママで、お笑いのコーラスラインと言うコーナーがある。これはお客さんが審査員になり、つまらないと思ったら手を上げ、それが10人になったら強制終了というモノ
どんなに続けたくても、続ける事が出来無い。お客さんの権限はとても強いと言える。その中にあっては、自分がどうこうというのは関係無い。お客さんが楽しめるように仕掛けるしかないだろう
それは異常な空間。日常とは違い、お客さんがとても大きな権限を持っている。情も気づかいもなく、残酷な裁定が下される。もちろん楽しませればいい。お客さんもその為に来ている
その異常空間の中で、最初にするのは媚びる事だろう。何とか手を上られないように、その為に何か出来ないかと考える。それが媚びるという行為に繋がるだろう
ただもちろん、媚びているだけでは楽しませる事は出来ない。あくまで入り口としての媚びるという行為。行為と言うより関係性と言い換えた方がイイかもしれない。その関係性からスタートするのだろう
媚びるから始まって、相手本意でずっと進行していく。自分の状況など関係無く、全て相手本意。それが最高のパフォーマンスを発揮するには必要なのだろう
悲壮感もまずい。一生懸命やっているアピールも無駄だろう。あくまで楽しませるための仕掛けを、盛り込んでいくしかない。その努力は場所が変わっても、通用するだろう
努力と言うより、姿勢かもしれない。関係性から始まって、努力し続ける姿勢。努力し続けなければ、すぐに終了させられてしまう。その恐怖の中で、あらゆる工夫を盛り込んでいくしかない
最高のパフォーマンスを発揮するには、媚びるくらいの関係性でなければイケないのかもしれない。さらには対象を恐がるくらいの姿勢で、努力し続けなければイケないのかもしれない
どちらにしろ、人は怠惰になり易い。怠惰にならないために、対象に強い権限を持たせ、または持たせたイメージで接するのが有効だと思う
おそらく強い権限を持っているイメージの中では、自分の行動も変わってくるハズ。その変化が、最高のパフォーマンスへ向かっている証拠だろう。まだまだ出来る事は、あるのではないだろうか
2007年10月28日〜11月3日までの週間トップを発表します!1位 しきたり 2位 未消化 3位 うしなうでした。ふ〜ん、このころもう、しきたりはカタチだけだって言ってたんだな。自分メモメモ・・・・・