世の中の巻
今まで通りの予定調和。それで世の中は回っている。回っていけると言った方がイイかもしれない。誰かがやっていた事をそのまま受け継いでいく事で、世の中は回っていける
今まで通りでないモノは、どう対処していいか分からないのだろう。戸惑いがあると想像出来る。戸惑いってちょっと恥ずかしい。だからやめておく
ほんのちょっとのためらい。それが集まれば、もっと大きな拒絶。得体の知れない空気となり、とてつもない疎外感を作っちゃったりするんだろう。最初はほんのちょっとのためらい
人の世界は、ほんのちょっとで動く。というより、ほんのちょっとを支配した者が、世界を征するのかもしれない。それは言いすぎだろうけれど、ほんのちょっとが重要なのは間違いないだろう
世の中は変わらないのではなく、ほんのちょっとを掴めていないのかもしれない。ほんのちょっとは、リスクだろう。結局リスクを越えたいと思わせるだけのモノが、不足しているように思う
ただ、これだけモノに溢れた世の中。リスクを越えるのは難しい。ほんのちょっとのリスクも、つまずくのを恐れて踵を返してしまう
新たな価値観を、見いだしにくい世の中。新たなモノがこの世に出て来にくい世の中。だとすれば、どうしていけばいいのだろう。頭をひねり、遠くを見つめて唸ってみる
沢山の人を相手にするから、ほんのちょっとを越えられないのではないか。腕組みしながら、そんな思いが頭の中に浮かんできた。そうかもしれない、沢山を相手にするからいけないんだろう
最初は小さなファンを作っていけばいいのかもしれない。それならば、問題はない。沢山を相手にする時代ではないのかもしれない。これだけ沢山を相手に出来る時代なのに。皮肉な結論
世の中はいつも皮肉なモノ。これは不思議だから、一度考えてみようか。皮肉な展開こそ、答えがある。それはなんとなく言える気がする。これだけ沢山に届けられる時代に、小さなファンを作っていくなんて
ただ、その小さなファンは重さもあり、心もある。どんなに沢山に届けられても、そこには重さはない。人の生活は、重さが必要なのかもしれない。少なくとも、小さなファンは確実で着実だろう
このほんのちょっとが支配する世の中を変えるには、小さな小さなファンが必要なのかもしれない。そこに答えがあるように思う
2007年9月30日〜10月6日までの週間トップを発表します! 1位 すぐれる おとる 2位 うまいヒト 3位 目くそ 4位 じぶんりきでした