沢山のヒトの巻!!
<幻想は、罠。恐怖から逃れられるという目的が、いつの間にやら恐怖で操られる結果に。賢くないこの仕組みから、そろそろ抜け出したい>
ゴチャゴチャするほどの人。うわっ!沢山だなって程の人数がいて、そのヒトたちが連携して行動してたとしたら、そこにはどんなことが隠されているのか。他の動物じゃこうはいかないでしょ。沢山・・・・・・・・・・・・・
沢山のヒト。大勢での行動は、人間でしかできない。かと言えば、そうではない。群れを成す動物、例えばヌーの大移動、鳥の大群、蟻の大行列など、動物の世界では結構沢山で行動している。同じ・・・・・・・・・・・
動物と、ヒトの大群は同じだろうか。大勢で行動するコトに、動物やヒトの区別はない。ただ、その質は同じと言えるだろうか。同じような気もするし、違うような気もする。しょうがない、そこら辺を探ってみるか。本能・・・・・・・
動物は本能。動物の場合、大群を成しての行動は本能だと、想像がつく。アリにしろ、鳥にしろ、魚にしろ、それが生きていく上で、都合がよい行動。「自分、刷り込まれた生き方そのままを、してるっす」って、感じ。疎通・・・・・・・・・
意思の疎通。ヒトの場合も、本能的なモノは否定しないが、もっと意思の疎通をしているように思う。実は今回は、その意思の疎通について考えて行こうというのが、最初の方針。やっと既定路線に戻ってこれた。条件・・・・・・・・・・
人を束ねる条件。多くのヒトが、連携して動く為には、何が必要なのだろう。家族以外、ヒトは基本的に個人的に行動する。基本単位が家族って言うのは、昔も今も変わってないでしょう。目的・・・・・・・・・・・・・・・・
共通の目的。家族以外のヒトと、行動する時は何らかの共通する目的がある。その目的を果たす為の行動。一番基本的なのは、食料確保の為の狩り。農作業も協力するけど、これも同じかな。助ける・・・・・・・・・・・
助けるコトが目的。農作業の場合、共通の目的と言うより、助けるコト自体が目的。手が欲しいそうだから、助ける。それはお互い様ってコトで、これなんかは動物には無い共同作業。人間独自のモノ。遠い・・・・・・・・・・・
かなり遠い所にある利益。お互い様というのは、かなり遠い所にある共通の利益。まわりまわってなど、相当遠くまで意識しないと、とれない行動。そんな遠くまで意識するのって、やっぱり人間だけかもしれない。恐怖・・・・・・
恐怖で束ねる。もう一つのパターンがある。死にたくはないという考えは、優先順位が高いモノ。死ぬかもしれないという恐怖は、容易に人を協力させる。その恐怖を増大させれば、より多くの人間を、組織的に行動させられる。それがもう一つのパターン。幻想・・・・・・・・・・・・・・
恐怖に裏付けられた、幻想。その幻想は、安心感も伴う。多くのヒトが仲間だと思うコトで、とても頼もしい気持ちになれる。裏側にある恐怖が、大人数の味方がいるだけで薄らいでいく。持続・・・・・・・・・・・・・
目的を果たしても、持続。安心感というのは、なかなか手放せない。恐怖が去った後でも、味方意識、仲間意識は消えない。恐怖を薄らがせた安心感は快楽であり、そのままずっと持続する。その中から抜け出せなくなる。国家・・・・・・・・・・・・・・・
大きい塊が国家。恐怖に裏付けられた幻想で、最大のモノが国家。国家は、恐怖から生まれ、安心感を伴って形成されている。快楽もあるので、その幻想から抜け出せなくなる。幻想とは栄光のコト。もっと・・・・・・・・・・
もっと安心。安心というモノは誰もが求める。もっと安心が欲しい、今よりももっとというのが、栄光の正体。ただ、恐怖に裏付けられた栄光は、争いを生む。安心感の快楽から抜け出せないヒトは、容易に操られる。欲しがる・・・・・・・・・・・・・・
奪ってでも欲しがる。奪ってでも欲しい当考えと、容易に操れる沢山のヒト。より安心を求める気持ちが、なぜだか争いを誘発してしまう。あまりにも、安心を欲しがるあまり、逆に危険を呼び込んでしまう不思議。判断・・・・・・・・・・・
判断能力。恐怖を裏付けにした安心感に浸かってしまうと、判断能力が落ちる。その中では、なぜだか恐怖で縛られるという不思議も起こる。恐怖から逃れるはずが、恐怖まで呼び込んでいる。何やってるのって感じ。賢くない・・・・・・・・・・・
人間は賢くない。幻想に気づかず、判断能力が低下しているのにも気づかず、恐怖から逃れるハズが、更なる恐怖を呼び込んでしまう結果になる。こんな人間は賢いとは言えない。一体どこで間違ったのか。決定者・・・・・・・・・・
決定者の気分。沢山のヒトが行動する場合、その行動を指揮する決定者が必要になる。この決定者が欲しいのは、すでに安心では無くなっている。決定者が欲しいのは、輝かしい栄光。その為には、あるモノが要る。生け贄・・・・・・・・・・・・・・・
生け贄が栄光を作る。栄光を手にするには、敗北者が必要になる。それが間違い。決定者の気分に委ねてしまう結果になる事が、間違い。もっと言えば、安心感から抜け出せなくなったのが間違い。解散・・・・・・・・・・・
目的を果たしたなら、解散。安心から抜け出せなくなると言うのは、気持ちが分かるが危険。いつの間にか操られて、恐怖で縛られる。恐怖から逃れる為のハズが、いつの間にか恐怖に縛られているとは、何とも皮肉。まるで悪魔の罠。タチが悪い・・・・・・・・・・
動物よりタチが悪い。動物は、生きる為を越えない。人間の場合、栄光自体に終わりが存在しない為、どこまでも欲しがってしまう。本当にタチが悪い。まだ人間はその中にいる。そこからそろそろ抜け出したい、そう思う。というのを今日の結論とします
幻想は、罠。恐怖から逃れられるという目的が、いつの間にやら恐怖で操られる結果に。賢くないこの仕組みから、そろそろ抜け出したい
そうか、最初の方針とは、ちょっと違った展開になったね。大筋は一緒だけど、ここまで複雑になるとは思ってもみなかった。考えると、いろんなコトが分かる。そうか、恐怖から始まって、そこから逃げられて良かったと思ったら、自分達も恐怖で縛られてた。で、もっと言えば、逆に他のヒトに恐怖与えている可能性もある。恐怖って、内側にも外側にも働くモノ。結局、恐怖から逃れるのは良いけど、それ以上を求めてはイケないというコトですね。なかなか難しいだけに、ヒトはまだその中にいるワケでしょうけど。さてさて、困ったモンです。と、解決法が見つからないまま、明日です
明日は『担保税』というタイトルで、金融について考えます。お楽しみに!!