同情するの巻
<荷物は、面倒。王様や支配者は、やるコトに追われ敵は増えて、気が休まらない。みんなが自由ってのが、一番ラク>
子供の頃は無邪気に、王様っていいななんて、うらやましがっていた。王様目線で物事考える、未熟な愚か者だったんだね。豪華で優雅な生活で、ともかく年がら年中ラクな生活が出来るからという、単純なイメージ。支配・・・・・・・・・・・・
支配される方は、たまったモンじゃない。成長するにつれて、王様目線から支配される方の気持ちにシフト。そこら辺から王様ってヒドイとなって、支配される方の側に気持ちが急転換。支配者なんて、いなくなってしまえと。王様・・・・・・・・・・・・
あえて王様。今までずっと、王様や支配者はヒドイと、忌み嫌う存在に押しやっていた。そこで、今日はあえて王様や支配者目線で、モノゴトを考えてみようかなと、そんな内容でして。大変・・・・・・・・・・・・・・
一人でも大変。一人や二人でも、人間何するか分からないから大変。もちろん力尽くで、自分の自由には出来る。言いなりにして、好き勝手振る舞える。それは良いように思うけど、見ないといけない事も増える。責任・・・・・・・・・
責任も増える。全て自分の言いなりと云う事は、全て自分で決めないとイケないコトでもある。これって面倒。いろんなコトが起こるから、それにいちいち対応して、決め事をしないと。誰かにやって貰えればラクだけど、全て自分の言いなりってのが支配者だから、そうも出来ない。国土・・・・・・・・・・・・・
国土が広いほど。自分が持っている土地が広いほど、そりゃ自慢も出来る。地図を開いて、領土の広さをひけらかしたくもなる。ただ国土が広いと、それだけ他の国から攻め込まれるリスクも高くなる。あっちもこっちも・・・・・・・
あっちもこっちも気にする。ラクが出来るハズなのに、豪華で優雅な生活が待っているハズなのに、まるでほど遠い。いつでも、攻め込まれないようにいろんなコトを考え、決断し続けないと行けない。休まらない・・・・・・・・・
気持ちが休まらない。沢山のヒトを支配するほど、広大な土地を支配するほど、気持ちは休まらない。気にしないとイケないコトが多すぎる。やらないとイケないコトが多すぎる。日々それに追われて、生きないといけない。国内・・・・・・・・・・・・
国内の不満。もし、決断が失敗すれば、国内に不満が高まり命を狙われる。国民の反乱で、消え失せた王政も石コロくらい多い。味方によって、命を奪われるパターンも同様に多い。決断間違いは、そく死に繋がる。敵・・・・・・・・・・
持つほどに敵が増える。味方だと思っても敵だったり、外からも敵が攻めてくるし。持てば持つほど、敵だらけになる仕掛け。王様って、そんな大変な立場なのか?まるでイメージが違っている。荷物・・・・・・・・・・
荷物が多すぎる。支配する人や土地の規模が多くなるほど、やらなくちゃならない事が増える。そんな荷物を誰が持ちたいのだろう。おそらくそんなコトを知らずに、ただ持ちたがっているだけ。実際は、重すぎる荷物。憧れ・・・・・・・・
憧れからの転落。どうも憧れていた王様のイメージとは違うね。それでもって支配される側も、ヒドイ目にあっているんだから、何一つ良いコトがない。王様っていうのは、人が描く幻想なのかもしれない。任せる・・・・・・・・・・
荷物を任せる。支配なんてしないで、それぞれに任せた方がいいね。自分の好き勝手には出来ないけど、敵を増やすよりは全然良い。みんな自由に誰の支配も受けない事が、一番軽い荷物で済むと云う事。大国・・・・・・・・・
今でも大国はある。いくつか大国と云われる存在があるけど、大変だと思うよ。そんな荷物を抱えて、敵を増やして。決してラクじゃないってコトは予想がつく。そんな荷物を持たずに、任せちゃえば良いってコトだね。民主・・・・・・・・・・・
民主主義。民主主義や、自由主義って、荷物が軽いってコト。それぞれに荷物をお任せで、敵も一番少ない気がラクなシステム。子供の頃は王様がラク出来ると思っていたけど、今の生活の方が本当はとってもラク、超ラクってコト。それを今日の結論として、締めましょう
荷物は、面倒。王様や支配者は、やるコトに追われ敵は増えて、気が休まらない。みんなが自由ってのが、一番ラク
そうか、王様ってラクじゃないんだな。ラクする王様がいても、それは身内に殺されたり、反乱があって滅ぼされたりしてしまうんだろうね。王様がラクと思うのは、幻想で現実じゃない。そんなうまい話はないってコトです。あ〜庶民は気楽でいいね〜ってコトで、明後日です
明後日は『刀』というタイトルで、信仰について考えます。お楽しみに!!