文章について考えるの巻
<収拾は、着地。思わせぶりっ放しではなく、ちゃんと全てをまとめる。そのキレイな着地がホントに難しい>
最近本を読んで思うコトがある。とても思わせぶりで面白いのだが、収拾がついていないまま終わってしまう物が多いという事。そのような本を読むと、とても残念に思う。忘れる・・・・・・・・・・・・・・
最初に書いていたコトを、忘れてしまうのだと思う。それで思わせぶりのまま。とても印象的に描いておきながら、作者自体がその事を忘れてしまうんだと思う。これはとてもモッタイ無い。そそる・・・・・・・
とても興味をそそる描き方。惹き付けられて、ページが進む。次から次に展開して、謎が謎をよんでいく。これを一体どうまとめるのだろうか。そんなコトを思いながら読み進めていく。本筋・・・・・・・
すると、本筋だけまとめてその他は疎かなまま、終わってしまう。そんな作品はよくある。本筋だけは、ちゃんと一本筋を通す。でも、その他に膨らませた部分を、説明し切れていない。同じ・・・・・・・・・
同じ作者でも、うまくまとめている作品と、まとまらないままの作品が存在。同じ作者でも、まとまらないままのがあると言う事は、やはりまとめるのは難しいだと思う。思わせぶりっ放し・・・・・・・・・・・
それで思わせっぶり放しになる。コレは何の意味があるのだろうと、興味を持たせたまま、ほったらかし。確かに、その場その場で盛り上げた物は、ひとつひとつ覚えてはいられない。長編・・・・・・・・・・・
長編になれば、なおさら。忘れてしまうのも、無理もない。逆にいえば、そういう風に作っているんだなと、想像もつく。その場その場をいかに盛り上げるか、そこにチカラが注がれている。そういう作り方。このブログ・・・・・・・・・
短いこのブログでも、ちゃんとまとまっているかと言えば、疑問符がつく。それだけまとめるのは難しい。チョッといい訳がましいけれど、フリっ放しで落ちがなかったりする。違う方向・・・・・・・・・
あまり違う方向に進めすぎると、どうまとめるかが難しい。どうやって、フリに対しての落ちを入れ込むがが、難しくなる。それでそのままになってしまったりする。文章は難しい。収拾・・・・・・・・・・・・
収拾をどう付けるか。広げたは良いが、どうまとめるかというのは大変なコト。それで思わせぶりっ放しの作品は、生まれてくる。それをうまくまとめるのは、やはり技術と手直しの作業だろうと思う。手が掛かる・・・・・・・・・・・・
広げるほど手が掛かる。それで少しでも手を抜くと、思わせぶりっ放しが出来上がる。なんとなくギリギリの着地。でも読み返すと、やっぱり思わせぶりっ放し。文章は奥が深い。それを再認識して、締めます
収拾は、着地。思わせぶりっ放しではなく、ちゃんと全てをまとめる。そのキレイな着地がホントに難しい
そうだよね。文章の奥深さ。興味を引くようにしなければイケナイし、まとめないとイケナイ。その相容れない中で、どう折り合いを付けていくか。作業が増えていく中で、全体としてまとめていくか。それが文章を書く者の務めなんでしょうけど。ハッキリ言って大変ですね。わたすも、思わせぶりっ放しにならないように、気をつけねば。ってコトで明日です
明日は『恐れ』というタイトルで、尊重について考えます。お楽しみに!!