えすかれーしょん

わかりやすさ

大勢はどちらに流れるだろう?

哲学・思想

<分かり易さは、智慧。ただ、修正が効かないリスクも同時に起きる。大きすぎるのも、考え物>

大きな流れ。人の流れは、どちらに行くのか。大勢はいつでも、分かり易い方向、ハッキリした方向に流れる。分かり難い方向に、大勢が流れて行く事は、考えにくい。数字・・・・・・・・

数字が大きいか小さいか。数字というのは、とても分かり易く、しかもハッキリとしている。なので人はそちらに流れる。数字と言っても、複雑ではいけない。単純に大きいか小さいかを、比べるコトが出来るモノ。点数・・・・・・・

数字の中でも、点数というのは簡単に比べるコトが出来る。大きいか小さいかに仕立ててしまう、この点数というのは、とても重宝する。単純化・・・・・・

点数というのは単純化。要素を単純化して、大小に変えてしまう。それだけに、大切なモノまで切り捨ててしまう事もある。気づかない・・・・・・・・

大切なモノまで切り捨てても、大勢はそこまで気づかない。それが全てと思い込み、絶対的な権威となる。分かり易くハッキリとはしているが、大勢は大切なモノを踏みつぶしても分からない。大勢・・・・

さて、大勢とは何だろうか?一人ひとりが、大勢を作りあげる。その一人ひとりは、意志を持っているんだろうか。意志は持っているだろうが、おそらくは追従。ついていく・・・・・・

大勢という事は、ついていくヒトが多いという事。自分の意志で動いている人は、少数。ほとんどの人は、ついていくヒト。それで大勢が構成される。判断・・・・・

どんな判断をして、何についていくんだろう。勢力が、弱い方より強い方につきたい。そんな想いもあるのかもしれない。つまりは、勝ち馬に乗りたい。それで、どんどん勢力は増し、大勢になっていく。蠢く・・・・・・・

大勢になる前。少数勢力の時は、おそらく蠢いている状態。消えてしまうかもしれないその中で、必死に蠢く。それは、勢力争い。この時に重要なのが、分かり易くハッキリ。それにみんなついていく。複雑・・・・・・

なぜ、大勢は複雑な方には、ついていかないのだろう。大勢は一人ひとりが、判断しているワケではない。とするならば複雑であっても、みんながついていく方に流れてもおかしくはない。基準・・・・・

そこに何か基準があるのだろうか。そこは探り当てたい。大勢は、何かを感じ取って、単純な方向に行くのかという事を、突き詰めたい。単純と複雑。その違い・・・・・・・

単純と複雑の違いは、要素の多さ。複雑な方が、要素が多い。しかも、複雑な方はひとつひとつの要素の役目が、曖昧。単純な方は、役目が明快。そう言えるかもしれない。優れる・・・・・・

おそらく、単純な方が優れている。複雑になってしまうのは、まだ曖昧だから。曖昧という事は、完成度が低い。単純なモノが、完成度が高いかというと、そんな事もない。ただ、分かり易い。分かる・・・・・・

単純なモノで、完成度が低ければ、分かる。少なくとも、それを専門にしている人が見れば、分かる。とするならば、単純なモノで生き残るモノは、完成度が高い。という事になる。大勢は、それを感じているのかもしれない。迷ったら・・・・・・

迷ったら、単純な方に。これは大勢が持つ、智慧なのかもしれない。それは潜在的なモノ。人は、そんな能力を持っている。なんとなくだろうけど、そのなんとなくは侮れない。ただ・・・・・・・・

ただ、単純なモノは気をつけないと、大切なモノを踏みつぶしてる。しかも、大勢の流れが一度出来上がると、それを変えるのは難しい。単純というのは、その意味を掴んでおかないと危険。寿命・・・・・・

単純でも、それが揺らげば、寿命は短い。すぐに消えて無くなってしまう。これも審判だろうと思う。逆に、寿命が長ければいいのかと言えば、必ずしもそうではない。悪影響・・・・・・・

寿命が長くても、その流れに問題があれば、悪影響が出続ける。一度大勢の流れが安定すると、悪影響が出続けても変われない。大勢が動くというのは、リスクでもある。悪影響も固定化され、出続ける事になる。厄介・・・・・・・

結論とすると、大勢は厄介。小回りが利かず、修正もし難い。大勢の中で、安穏とするのも考え物。人についていくのではなく、自分で判断する。単純についていくのは、大体の場合正しい選択だけど、それを変えるという選択肢も残しておかないと。それを今日の結論とします。締めますよ

分かり易さは、智慧。ただ、修正が効かないリスクも同時に起きる。大きすぎるのも、考え物


そうか、あんまり大きくしすぎると、小回りが利かなくなる。悪影響が出ているのに、何も改善されない。みんながやっていても、変えていく選択を、いつでも自分の中で持ちましょうって事ですね。はい。では明日です

明日は『過去』というタイトルで、歴史について考えます。お楽しみに!!

-えすかれーしょん