今、描きたいと思うモノを、描写出来るだろうか?
<描写は、観察。小さい発見を積み重ね、差が開いていく。見て描いて、また見るの繰り返し>
描きたいモノを、描写出来る人と出来ない人がいる。その差はなんだろう。それを探ってみる。差は才能だろうか?才能のあるなしで、描写出来るかどうかが決まるのか。もしそうだとしても、生まれつきで出来るモノでも無い。ナニかが違う・・・・・・
才能だとしても、ナニかが違っているハズ。それを今回は突き止めたい。さて、ナニが違っているのか。描写というのが出来なくても、それがなんなのかは誰でも分かる。分かるのに描けない。分かると描けるには、何か決定的な違いがある。認識・・・・
認識や識別は出来ている。誰でも認識、識別が出来ている。それなのにいざ描こうと思うと、描写出来ない。これを元に推測すると、識別の段階では足りない。識別以上の段階でないと、描写出来ないと予想出来る。ラベルリング・・・・・
識別というのは、ラベリング。何ら具体性に欠く情報でも、ラベリング出来る。識別というのは違いが分かってる程度。とすると、具体的な情報を含んでいない可能性が、大きい。具体的に情報を持っていないのなら、描写出来ないのも当然。分かっている筈・・・・・
ラベリング出来た段階で、分かっている筈と思い込む落とし穴。識別出来ても、大して分かっていない。具体性が無い。それが落とし穴。描写出来るかどうかで、その落とし穴の存在が、明らかになる。描写出来なければ、具体的な中身は薄い。条件・・・・・・
では、どうすれば描写出来るようになるのか?その条件は?描写出来るようになるには、具体的な情報を持っている必要がある。具体的な情報とは、どうすれば持てるようになる?発見・・・・・・
具体的な情報を持つ為には、普段から小さな発見をしていく必要がある。小さな発見というのは、取るに足らないモノ。ちょっと考えれば、すぐ答えが見つかるようなモノ。たとえ取るに足らないモノでも、日々くり返せば、大きな差になっていく。観察・・・・・・
小さな発見をする為には、観察が必要。観察というのは、よく見る事。できれば、どう描写するかまでイメージしながら、観察。具体的にどういうコトが起こっているのか、今まで思っていたのとは違うモノを拾えるのが観察。描写・・・・・
観察しては描写する。描写する道具によって、再現出来るモノが違う。道具にはクセがある。そのクセも考慮した上で、観察。そのまま再現出来ないので、取捨選択が必要になる。観察の段階で、取捨選択をイメージしておく。それが具体的な情報になる。知り尽くした・・・・・
知り尽くしたと思っていたモノでも、更によく見ると、発見がある。小さな発見というのは、よく見続ける粘りの姿勢。これで良しとした段階で、全ては止まる。すごい発見は要らない。取るに足らない、小さな発見を連続。ワンセット・・・・・・
観察して小さな発見。それを描写。インプットとアウトプットはワンセット。そのワンセットを繰り返しながら、具体的な情報は蓄積され、描写出来るようになる。ラベリングでは、何も知らなかったという事を、痛感出来ると思う。よく見て、描いて、またよく見て見てみて。喜び・・・・・・
小さな発見は、喜び。小さな発見は時間がかかるけれど、その一つ一つは喜びで、宝物。時間がかかるので、ラベリングで済ましてしまうけど、実は発見の方が大切。よく見れば見えてくる世界がある。ラベリングでは見えない世界がある。大掴み・・・・・・
沢山識別する大掴みの情報で、全て分かった気になりがち。ラベリングが出来れば、全てを識別出来る。ただ、再現は出来ない。大掴みのラベリングは再現の出来ない、安っぽいやり方。評価はされるかもしれないが、再現出来ないので空っぽに近い。どちらを・・・・
安っぽいラベリングと、評価されにくい地道な観察と、どちらを選ぶか。少なくとも、普通に生きてたら、ラベリング止まり。発見や観察は、自発的なモノ。自分でよく見て、自分で発見して、自分で構築していく世界。正解もない、自分だけの宝物。描写力・・・・・・
自発的に、地道に観察して描写力は作られる。描写は才能でもあるが、そのウラ側には地道な作業がある。同じモノを見ても、識別だけの人と、観察している人では、得るモノが違う。識別の人は、具体はゼロ。観察は具体的。それが描写力の差になる。明暗・・・・・・
ここまでハッキリと、明暗が分かれるとは思わなかった。ここまで、理由がハッキリと付けられるとは思わなかった。テレビを見ていても、自分の見方で得るモノは違ってくる。小さな差が、大きな差になる。ながら・・・・・
ラベリングなら、ながら視聴も出来るかもしれない。ケータイをいじくりながらでも、それなりに内容は入ってくるから。でも観察は、ながら視聴じゃ出来ない。集中が違う。脳が行っている作業の量が違う。量が違うんだから、差がひらくのは当然。答え・・・・
ハッキリとした答えが出て、スッキリ。あとは観察しても良いし、ラベリングだけでも良い。好きなようにすればいい。ただ、描写出来ないのは日々の小さい発見の差。それだけはハッキリ言える。それを今日の結論としたい。締めます
描写は、観察。小さい発見を積み重ね、差が開いていく。見て描いて、また見るの繰り返し
そうか、描写出来る人との差って、そういうコトなんだ。確かによく見ると、いろんな事分かってくる。それが分かっても、誰も誉めてくれないし、逆に笑われるくらい。笑われたとしても、それを貫けるか。それが、本当の才能があるかどうかの違いかもしれないね。うん。それじゃ明日です
明日は、『許容時間』というタイトルで、有効な時間の使い方について考えます。お楽しみに!!