せんとてん
考え続ける。
どうしようもないコトを。
点で生きるか。線で生きるか。
過去から、これからを想定する生き方。それが線。
今までこうだったから、おそらくこうだろうと、予測していく。
過去のコトなど無視し、欲しいモノを追うのが、点の生き方。
点は無限にあり、一つがダメでも、また次がある。
線で生きるか、点で生きるか。
線の生き方をすれば、過去から推測するコトになる。過去の悪いコトをくり返さないように、次の行動を決める。
ブレーキが利き安全ではあるが、消極的にもなり易い。
さらに過去のネガティブな出来事が、前面に出やすいので、思い悩み、縮こまるようにもなる。
下手をすると、行動出来ない。あまりに気にし過ぎて、前に踏み出す勇気すらなくなってしまう。
うまく行かないコトを重ねるほどに、落ち込み自分を責めるようになる。
経験がまた次の不安を作る。マイナスの線が引かれる毎に、イヤになっていく。
点であれば、一つがダメでも、次がある。それがダメでも、次がある。
その可能性だけを、見つめるコトが可能になる。
引きずっている過去を断絶し、新たな挑戦を可能にする。
ただし、あまりに過去を無視すれば、安定感はなくなる。
そして、過去の誤りをくり返す可能性もある。くり返してもダメージは少ないが、それでもあまり賢さは感じない。
逆に、線の生き方は安定感はある。過去の経験から振る舞いを決めるので、失敗をくり返しにくい。
安定した所を確保したのならば、線の生き方の方がイイ。
新天地に挑戦する時には、点の生き方の方が都合が良い。
基本的には安定した線の生き方が好ましいが、線も点の集まり。
一つ一つは、決まり切ってなどいない。何も保障がない。
点であるコトを意識するのも、身軽になる為には必要となる。
とくに不確定要素に見舞われた時は、点で生きる。それで瞬間的な行動が、可能になる。
線の生き方と、点の生き方の使い分け。両方あるし、両方必要と思う。
とくに点の生き方。これは不足しているので、補っていくとずいぶん生き方もラクになる。
所詮、点。無限の可能性がある。線を引いては辛くなる。点でやっていく。過去を気にせずやっていく。
線で生き過ぎて、可能性を狭めたように思う。行動を制限しすぎていたように思う。
線と点は、生き方。安定時の線と、攻勢に出る時の点。積み上げる線も、一足飛びの点も大切。