はらう
あげている。
ネット上の情報は、ダレにでもタダであげている。
どうしてネット上だけ、タダなのだろう。お金を払うとは何だろう。
お金を払う場合、品物を手に入れる過程が違う。
品物を手に入れるには、制約がある。品物を手に入れる為には、交換でお金を払うコトになる。
ネットではどうだろう。一部を除いて、ネットでは制約がない。
お金と交換する場面もなく、検索をかけただけで、情報は手に入る。
どうやら、お金を払うというのは、制約が必要になる。
制約を無効にする為に、お金が使われる。
ネットの情報は、タダだが、責任もさしてかからない。
みんなが好き勝手なコトを発信し、閲覧出来る。とても敷居が低い。
お金が支払われるモノは、そうはいかない。
モノとお金のやり取りをした後も、しばらくは責任を生じる。その場かぎりという方が少ない。
お金というモノが絡んだ方が、厄介と言える。
タダのやり取りの方が、気楽で良い。
インターネットは、気楽で敷居が低いシステム。
経済活動を伴わないので、ある意味ではボランティアといってもイイのかもしれない。
ボランティアというと、慈善活動になるが、ネットの場合それとも違う。
経済活動のようなコトをして、それが経済に結びついていないと言ってイイ。
そこを考えると、多少問題があるのかもしれない。
考えれば、ネットの歴史は浅すぎる。まだ、カタチが流動的でも、それは当然のコト。
ネットは全員参加型であり、情報の置き場であり、表現の場でもある。
ダレでもというのは、その分要素も増えるコト。分母が増えるコト。
つまりはとても埋没しやすい、方式であるとも言える。
ネットの中はあまりに広すぎて、ほとんどが埋没してしまう。
その中で送り手は、自己満足の為に、情報をそこに置いていく。
ある意味、経済活動よりも厳しい世界なのかもしれない。
将来のネットを考えてみる。やはり商業ベースと、趣味のコミュニケーションの場と、分けていくべきと思う。
現在のままでは、あまりにゴチャゴチャとし過ぎている。
商業ベース、コミュニケーション、そしてアンダーグラウンドの3つくらいの構成。
商業ベースはある所から制約をかけて、お金を払って貰う。
コミュニケーションは、敷居が低く誰でも参加出来る。
そして、アンダーグラウンドも誰でも参加出来るが、少し怪しいモノ。ま、そういうのもないと窮屈。なので必要。
どのくらい先になるかは分からない。でも、このままでネットのカタチがおさまっていくとは、思えない。
もう一つ二つ大きな変化が欲しい。実はみんなそれを待ち望んでいるような気がする。
こんなカタチで、ネットは落ち着くべきではない。まだ、激しい動きがあって良い。そう思う。
払うは、経済活動。商業ベースと、コミュニケーションと、アングラ。ネット再編は、誰かがやらないと!