える
せっかくなので。
望んでいないとしても、せっかくだから。
その場でしか、得られないモノがある。せっかくだから、なんらしかを得たい。
望んでいなかったり、気が進まないまま、その場にいるコトがある。
で、あったとしても、何かを得ないとモッタイナイ。
ただ時間が過ぎてくれるのを待つよりは、何を得られるのだろうと、探りを入れたい所。
もちろん、何も収穫がないコトも現実としてある。
まるで構わない。得られなくて当然。得られたらラッキー。
退屈と感じたら、何か得られるモノは無いかを、見回してみる。
そのモノでも、まるで違うモノでも、得られれば何でもイイ。
望む境遇ばかりではなく、望まない境遇に落ち込むコトもある。
その時こそ、そこでしか得られないモノを、確実にもぎりとりたい。
得るコトが習慣ずくと、それまでがずいぶん狭い世界で生きてきたコトが分かる。
自分が狭めてしまった世界。得ようとすれば、世界は広がる。
今まで切り捨ててしまったモノでも、実は得られるモノがある。
簡単に切り捨ててはいけない。そこに得るモノは、ある。
どんな境遇にいても、得てやる。その気持ちでいれば、嫌なコトすら、別物に変わる。
どう考えても不幸なその場で、さて何を得られるかという、推理ゲーム。
何が落ちているか、何に気づけばいいのか、すべてはありきたりな日常に隠れている。
得ずに時間が過ぎるのを待つか、それともその場でしか得られない果実を、もぎ取るか。
得るは、したたかさ。悪い境遇の中でも、何かを得てしまえという、たくましさ。得るべき謎が、解けるだろうか。