ほんしつ
まるで別物になってしまうことも、覚悟した。
生き様は変えようと思う。
でも、どうやら本質は変わらないコトが分かった。
自分の奥にある本質というモノは、変わりようがないコトが分かった。
生まれ変わるほどの転機ではあっても、変わるのは中間の心の持ちようと、表面にも現れる生き様。
奥の奥にある本質は、変わらない。さて、ヒトそれぞれ固有に持つ、その本質とは何だろう。
自分の本質と、他のヒトの本質は、同じだろうか。
全く同じというコトはないだろうし、全く違うというコトもないように思う。
似ている場合もあるだろうし、似ていない場合もある。
ただ、あまりにも奥にあるが為に、見当をつけるだけでも厄介と言える。
そもそも本質とひと言で言っても、一つの要素とは限らない。いくつかの要素が、絡み合っているかもしれない。
自分の中の変わらないモノ。変わりようがないモノ。
私自体、変わってしまうのではないかと思っていたモノ。でも、意識できる浅さにはそれはなかった。
もっと、根源的な無意識の深さにあるモノ。意識は出来ないが、確実に存在する。
しかも、かなり強い力を持っていると、考えてイイ。さて、それは何なのだろう。
それは、当然。当然そちらが選択される。自分の中で理由が無く、当然行われるモノ。
理由も裏付けもない。ただただ当然、進む方向。100回動いても、同じ方に進む。
ヒトには、それがある。それがそのヒトの本質。
理由や裏付けがないのに、揺らがない。いつでも同じ結果になる。その本質を、みんな持っている。
もちろん、本質の声を裏切って、意識して違う方向に進むコトは可能。ただし、裏切っている。
なぜ、理由も裏付けもないのに、いつでも同じ方向に進めるのか。何が、それを指し示すのか。
言えるのは、その本質の声と違う方向に進めば、自分ではなくなるような感じがするというコト。
さらに、どう進んで良いかも分からなくなり、結局同じ方向に戻ると言うコト。
その本質から逃げようとしても、そこに戻ってきてしまう奇妙なカラクリ。
自分は、自分でしかあり得ない。そこは、裏切り続けるなど出来ない。
まるで理由はない。ただ、決まっている。一人ひとり、本質は決められている。
では、何の為に。決められているんだろう。
おそらく生を受けた瞬間から、決められている。おそらく、自分がそれを決めて、生を受けている。
なるほど、そう考えれば裏切れないのも、すごいチカラを持っているのも分かる。
憶測が暴走しているが、続けさせて貰う。生まれる前の、意志。つまり生を受ける前の意志。
その時点で、自分の生きる方向を、定めている。
手がかりはない。これ以上考えても、ウソになるだけ。妄想になるだけ。
残念ながら、分からない。限界点。
本質は、決められている。たぶん、生まれてくる前に、自分で決めてる。理由はない。ただそれだけに真実に近い、それぞれの隠されたテーマ。