おさまるべきところ
放っておける。
放ったらかせる。
納まっていれば、放ったらかせる。その間、自分のコトが出来る。
文明は進む。それに合わせて、機能的にもなる。
機能的になり、流れが出来る。ヒトはその中に納められていく。
それでとても良いのだが、あまりヒトを考慮せずに、機能的につくられてしまう。
そこで、上手く納まらないヒトが出てくる。
能力がないから、納まらないのではない。逆に、能力がある方が、納まってくれない。
機能的にもしたい。納まらないヒトも考慮したい。なんとか両立できないモノだろうか。
納まらないコトは、とても人間らしい。既製品に納まらない所が、人間らしい。
機能的に流れるのと、人間らしさと、相容れないモノだろうか。
おそらく初動で調整できる。
必ず納まらない存在は出てくる。ならばそれを想定して、システムは作ればいい。
新しいシステムが作られ、世の中は発展していく。
システムを作る最初に、調整する。
納まらない人間らしさは、可能性。その可能性を前提として、システムに幅を持たせる。
それならば、納まらなくてもはぐれなくて済む。
放っておくコトは出来ないが、対応するコトで、システム自体の幅が広がる。
それは、柔軟で高度な代物であると言える。
今までは、初動で調整する手順を、忘れていた。
システムは効率化を求めるべきだが、ヒトの為にあるのだと言うコトも、忘れてはイケない。
人間らしさを無視する窮屈なシステムでは、未来は拓けてくれない。
納まるべき所は、窮屈。納まらないヒトは厄介だが、より高度な未来はそこに居る。初動での調節は、手を抜けない。