ちゅうかん
成熟される毎に、細分化される。
確立される毎に、プライドが邪魔をする。
細分化され、確立したモノの、あいだを取り持つ中間の役割が現代に欲しい。
社会が高度になるにつれ、ひとつひとつは専門化が進む。
それは高度になった証しで、喜ばしいコト。
それでも、専門性が増すほど、敷居が高くなり風通しは悪くなってしまう。
自他共に評価が高くなると、なおさら閉鎖的にさせてしまう。
プライドが、柔軟性を失わせてしまう。
沢山の素晴らしいモノが存在するにも関わらず、バラバラに孤立している。
壁はぶち破らないと、風通しはよくならない。
せっかくの素晴らしいモノなら、最大限活かしたい。
その為には壁をつくらず、いろんなヒトが手に出来るような、工夫が欲しい。
最初から壁を壊すのは、無理だとも思う。
ならば、あいだを取り持つ、中間の役割が重要になる。
もっとこの中間の役割を増やし、素晴らしいモノをかき混ぜる必要がある。
かき混ぜれば、思いもよらない出逢いが、未来へのトビラを開いてくれる。
中間の役割が、素晴らしいモノを日の当たる所に引きづり出して、みんなが触れられるようにする。
日の当たる所になければ、どんなに素晴らしいモノも、ただの持ち腐れと化す。
現代は、ツイッターや、メールなど、様々なネットの道具が揃っている。
どの時代よりも、かき混ぜやすい状況にある。使い方の問題。
そして、素晴らしいモノを抱えずに、渡すという勇気があるかの問題。
高度な社会ほど、孤立する。それはどの世界でも、いつの時代でも起こる現象。
かき混ぜて、異世界との出逢いをもっと増やさなければ。
中間は、つなぎ役。高度で孤立した社会を、つなぎ合わせて風通しを良くする。もともとは、壁などないのだから。