せってん
たまたま交わる。
ヒトの関係は、歪められない。
ヒトとヒトとは、ある接点においては交わるが、ずっと一体化していくコトはない。
ヒトは、それぞれの生きる道を歩いている。いわば、みんなバラバラに生きている。
たまたまその接点で交わり、それが何度もくり返すコトはある。
繰り返し繰り返し交わるコトはあっても、基本的にはそれぞれの道。
求めすぎても、甘えすぎても、相手の負担になる。
思い通りにもならないし、言いなりにするべきでもない。
接点と接点の間が、大きく離れてしまうコトもある。
その離れている間に、相手のコトを考えるか、自分のコトを考えるか。
離れているので、自分のコトだけ考えるのは当然。専念するのは、悪いコトじゃない。
でも、相手のコトを考えるというのも、とてもイイ。
それは、試行錯誤。相手のコトを想い、より良い方向に行くべく準備をする。
接点の時に、より良い関係になれるように、いろんなコトを考える。
もともとバラバラの道を行くモノ。うまく行かない方が当然。それを工夫によって、より良くなるように考える。
その姿勢は、とても素晴らしい。相手を変えるのではなくて、自分を変えるであればなお良い。
相手は変わりはしない。そう思っていて、間違いはない。
なぜならバラバラだから。一緒に住んでいたとしても、バラバラが原則。
その中での、接点が多いだけのコト。あとは離れている時に、どれだけ相手を想って行動できるか。
相手を想うのも、バラバラだと割り切るのも、ヒトを理解した上での大切な行い。
接点は、社会。甘えすぎても、求めすぎても、壊れる。自分の道と、相手の道が交わる所で、どう振る舞えるか。