からだすいっち
ふと、思う。
足のウラに、どうしてツボが集中しているのだろう。
それがカラダのスイッチだとすると、歩く度にそれが押されるコトになる。
足のウラと同時に、手にもツボは集中している。
ヒトが活動する時、歩く場合もあるが、手を使っての作業もある。
その作業をしている時に、たえずカラダスイッチが押され、内蔵などの器官にも活動するよう促している。
手や足を使っている時は、沢山エネルギーを消費しているので、内臓も動かし体内の流通も確保しないとイケない。
不足するエネルギーを確保する為、消化器官から脳へ、空腹の信号も出されるようになると思われる。
手や足を使っても、手や足からは空腹の信号は出されない。
やはり胃などの消化器官から、空腹信号は出されていると考えた方がシックリするので、内臓を経由する。
内臓を経由するのに必要なのが、カラダスイッチ。
そう考えると、ツボというのが手や足の裏に集中するのは合点がいく。
これで全て一件落着のハズなのだが、耳にもツボが集中していると聞いたコトがある。
耳のカラダスイッチとなると、どういうしくみがあるのだろう。耳は活動には、関係していない。
なのにどうして、耳にもツボが集中しているのだろう。
耳が刺激されるコトも、多くはない。
クセで耳を触るコトもあるが、であるならば鼻を触るヒトも多いので、鼻にツボが集中していても良いように思う。
しかしながら、鼻には耳ほどツボは集中してはいない。とすると、耳のツボは何だろう。
唯一耳が刺激される時といえば、眠っている時。寝返りを打つ度に、耳のツボは刺激される。
それであれば、耳に多くあって鼻に少ない理由も分かるが、眠っている間にスイッチを押す必要があるだろうか。
眠っている間は、カラダの休息と共に、メンテナンスもしている。
そのメンテナンスのスイッチとして、必要なのだろうか。
そもそもツボというのは、全身にあり、ネットワークを構築している。
それはインターネットのように、枝分かれして網の目状に伸びている。
連携を取り合う道が、複数あると考えてイイ。
体の中で複数の経路で、確認しあって不調を調べているのかもしれない。
とすると、眠っている間にメンテナンスのひとつとして、その経路から状況を確認しているのかもしれない。
もう一つには、体を動かせないヒト。病気や怪我、もしくはまだ歩けない赤ちゃんなどは、手や足からの経路では不十分。
そこで耳にツボを集中させるコトで、そこからでもメンテナンスを行っているように思う。
どちらにしても、60兆の細胞がそれぞれの役目を果たす大所帯。
連携をとる経路は、いくつかないと心もとない。
何重にも経路を作るコトで、不調を確認しているように思う。
正直、確かなコトは分からない。ただ、カラダはいろんな所で連携を取り合っている。
それは間違いないように思う。
カラダスイッチは、連携の証し。確認をしながら、体調は整えられている。気づかない、大切なネットワーク。