おにもつ
ヒトである。
早く役目を担って、ヒトに戻してあげたい。
被災者という、お荷物にされている。
最初は良いと思うが、とても不健康な状態。そろそろ役目を担ってもらって、ヒトとして活躍してもらいたい。
被災者でも元気なら、救援者にもなれる。お年寄りも子供も関係ない、出来るコトを出来るヒトがする。
役目を担って、他のヒトのために動く。それは健康的で、ヒトである為に、繋がりを持つ為に必要。
誰かに助けてもらいっぱなしと言うのは、思っている以上に気がひけるモノ。
自分の存在が迷惑ではないかと、否定的な考えの方に、向いてしまう。
ダレかの役に立たなければイケない。ヒトとして、ダレかの役に立っていると思う時、自分の居場所は出来る。
避難所の中も、お店のようなカタチにするコトを提案したい。
ただ物資を渡すのではなく、チケットと交換で、モノを渡していく。そのチケットがお金代わり。
小さな子供であっても可能ならば、来たお客さんからチケットを受け取り、交換にモノを渡す役割を果たしてもらう。
ヒトは、モノを買うというのがとても好きで、タダで渡されるよりも気分がイイ。
売る方も同じで、お客さんが来てくれるのはありがたい。
紙に手書きの粗末な看板でいい。食べ物屋、おみず屋、なんでもいい。そこに必要なお店を開いていく。
屋台のようなカタチで、お店を増やす。子供の為に紙芝居や、昔話をお年寄りが話しても面白い。
それぞれに役目が欲しい。役目は孤独を消し去り、自分の必要性を他人と共有出来る。
被災者というようなお荷物扱いでは、負担ばかりで迷惑な存在でしかない。
負担ならば、居ない方がイイし、消えてしまった方がイイ。というような、行ってはイケない方に向かってしまう。
ヒトはダレかの役に立ってないと、存在理由を見失う危険性を秘めている。
ダレかの役に立ってもらう。それで未来も明るく拓けていく。
お荷物は、不健康。役目を担って、ヒトに戻る。被災者から救済者への転換を。