りーだー
求めて、追われて。
世界中で、その存在は最重要課題になっている。
そもそもリーダーとは何か。どうあるべきなのだろう。
リーダーにあらゆる権限が、集中する。
もちろん好き勝手するコトを望んで、そうなるワケではない。
より良い方向に導いてもらう為に、リーダーに権限を渡している。
というよりも、押しつけている。依存してすがりついて、なんとかしてもらおうと考えている。
リーダーとは、押しつけられる存在だろうか。
リーダーシップというコトバを、最近よく聞く。
それだけに、押しつけてしまえというような、無責任さも感じさせる。
強いリーダシップという言葉には、無責任でとても卑怯な意味合いが、隠されている。
リーダーの仕事は、判断をし続けるコト。
ならば、思慮深さや、大局や未来を見る目、そして人の苦しみを理解する心が求められる。
そしてそれを策という方法論にして、実際に行う必要がある。
これは実務であり、そして総合力でもある。
もしその能力を持っていても、自分の為に使うならば、賛同は得られない。
あくまで、私というモノは捨てなくてはならない。私は、一番最後。
まずは、苦しんでいるヒトから。そして弱いヒトから。おのずと私は最後になる。
リーダーというモノは、並外れた現実的な能力を持ちながら、貧乏くじを引かなくてはならない。
当たりくじなら、全て他のヒトが引く。自分の番で残っているのは、ハズレくじのみ。
それを覚悟しなければ務まらない。
地位を追われようとしているリーダーは、その覚悟がない。その本質から外れている。
たとえ人々が無責任で卑怯でも、それを知りつつ、貧乏くじを引き続けなくてはならない。
リーダーなんてなるモノではない。もしなってしまうのなら、覚悟をたずさえる。
泥をかぶるのが、リーダーの本質。
リーダーは、実務。総合力をもちながら、泥をかぶる。孤独で悲しすぎるが、本質。