えすかれーしょん

ふそく

ふそく

不利な国がある。

充分行き渡るコトはない。

不足がある国ほど、どういうわけか一部の人間が独占してしまう。

ひと言で、未熟といえばそれまでのコト。ただ、本当にそれだけでイイのだろうか。

地域によって、とても不利な場所がある。特に、作物があまり育ってくれない地域。

作物が育たない地域は、産業もあまり育たない。

その中で、ヒトはどう生き、何を考えるのだろうか。

作物も産業も育たない所は、余裕というモノが無い。

おのずと奪い合い、強いモノが全てを持っていく。

それがルールとして、定着してしまう。

不足している地域ほど、独占が横行する。そしてそれは未熟なまま、原始的なまま残ってしまう。

独占すれば、なおさら足りなくなる。

まずは自分の分が確保されて、余裕ができる。余裕ができた時、それはどういう効果になるのだろう。

余裕は、そこからの執着を無くしてくれる。その分が他の考えにまわせる。

出来る限り多くの人に、行き渡る地域。行き渡れば余裕となり、それが次の考えを生む。

不足する地域では、次の考えまでいく環境にはない。

ならば、余裕のある地域が、知恵を貸すべき。もしくは、物資を行き渡るように、用意してあげるべき。

地域の環境により、条件が異なっている。

不利な地域が存在し、その中でヒトの安易な奪い合いの行動で、社会が出来上がってしまっている。

不足は、執着を誘発する。知恵や物資を届けていく。そして待つだけ。

-えすかれーしょん