いわかん
何ともシックリいかない。
自分が変わるべきか、世の中を変えてしまうべきか。
生きていると、どうも腑に落ちない、違和感を感じるコトがある。
さてさて、変わるべきは自分なのか、それとも。
もしも自分が変わるべきというならば、自分は異常というコトになる。
異常ならば、正常にならなくてはいけない。
でも、もしも自分の方が正常なのだとしたら、どうなるだろう。
それは、戦わなくてはいけない運命に、あるのかもしれない。
無謀に立ち向かっていく、ドン・キ・ホーテ。
世の中は、ほんの少しずつしか変わりはしない。たとえ間違っていたとしても、間違ったまま、そのまま。
その世の中と戦うというのなら、ずっと嫌な思いをし続ける必要がある。
誰も手をさしのべない中で、泥をかぶり続けなければ、敗北になる。
そうやって、八つ裂きにされながら、少しずつ認知をされていく。それはほんの僅かずつ。
世の中といっても、それはヒトの心。自分の心。
これが楽をして、固定概念にあぐらをかいている。
わからぬモノは、異常と決めつけ、避けてしまう。そのひとつひとつが集まり、世の中を構成している。
異常としているモノは、本当に異常だろうか。避けているモノは、本当に避けるべきか。
一人ひとりが試されている。実はみんなそれぞれの違和感を感じている、ドン・キ・ホーテなのかもしれない。
にもかかわらず普通を演じて、大勢というウソの中で、作り笑いで過ごしているのかもしれない。
みんな本当は、ある意味もっと厄介で、とらえどころのない存在のような気がする。
それぞれの能と、質とは、世の中にそぐわない。世の中はせせこま過ぎて、まるで変わらなくて。
多かれ少なかれ、本当は誰もが違和感の中で、藻掻いているのかもしれない。
違和感は、始まり。偽るも戦うも、とても苦しい。変わりはしない世の中の素は、自分の心。