ちからを
技術が進歩する。
心は進歩してくれるだろうか。
技術はチカラ。技術が進歩するほどに、チカラを得ている。
チカラは得るごとに、悪用されれば非常に危険な存在となる。
技術が進歩したとしても、心まで進歩してくれはしない。
とすれば、危険性を残したまま、チカラだけを得つづけるコトになる。
チカラがない時には、問題は表面化しない。それがチカラを持ったコトによって、過去のわだかまりが顔を見せる。
わだかまりは解決しないまま、世界中に潜んでいる。技術の進歩は進み、少しずつ世界に広まる。
経済はグローバル化し、技術もグローバル化しているが、それを使う人間の心はそれに見合うモノになっているだろうか。
技術の進歩に比べると、ヒトの心の進歩は、あまり以前と変わらない。
チカラを制御する筈のヒトの心は、あまりにも原始的なまま。
みんな自国のコトばかりで出来ている。
これでは、豊かさを手に入れたと同時に、また争いが始まってしまう。
必要なのは、心の進歩。心の進歩は、共通性の確認。
世界中の誰でも、自分の国が大切。その共通性の確認。そこから心は進歩する。
チカラはバラ巻かれる。心は未だ、幼い。わだかまりは、技術の進歩で争いに変わりもする。