ぐろてすく
表面はなぜかキレイ。
中身は、複雑でキレイとは言い難い。
中身はグロテスクで、表面はキレイなのはどうしてだろう。
なぜ、表面はキレイでないといけないのだろう。中身は?どうしてグロテスクになってしまうのだろう。
中身は実質的な部分。より高度になるほどに、複雑になり、その要素も多くなる。
その要素のひとつひとつは、それぞれの役目を持ち、連携をとりながらその務めを果たしていく。
グロテスクに見えるのは、あまりに多い要素を処理しきれない為。
脳は、調和がとれて処理しやすければ、心地よく感じる。が、処理しきれないモノは不快。
不快が進むほどに、グロテスクと感じる。
実質的な務めを果たす、それぞれの要素。それが表面にあると、外的要因で破壊される危険がある。
破壊されたなら、それを再生しなければならない。再生するまで、機能は停止する事になる。
複雑で高度になるほど、機能の停止の影響は甚大。中身を守る必要がある。
守る為のシールドが表面。表面がキレイなのはどうしてだろう。
表面は、中身を守りさえすればいい。あとは機能するように、邪魔さえしなければいい。
とすると、表面の自由度は意外に高い。
脳が処理しやすいように、要素を減らし調和をとれるようにする。
脳が心地良いと感じられるように。処理しやすいように変える。
表面は、自分以外の外的要因を配慮して、構成される。
表面と中身との関係。そして自分とそれ以外のモノとの関係。
グロテスクと感じるのは脳。要素が少なく、調和がとれるほど、心地よい。表面は他者の目で、変化する。