はじ
意識は真ん中。
世の中が向いているのは、真ん中の方。
端の方は、蔑ろにされている。
あらゆるコトは、真ん中で決められ、それに従わざるをえない。
とすると、当然そちらの方に注意は行く。
真ん中に魅力的なモノは集まり、ヒトも引き寄せられる。
端の者が、どんなに大声で叫んだとしても、まるで届きはしない。
それが有用であっても、正論であったとしても、聞いてもらえる立場ではない。
端の者ならば、それなりに振る舞う方が、すんなりと運ぶ。
端の者としての振る舞いをしながら、好機が来るのをひたすら待つ。
真ん中の者のような振る舞いをしても、誰も見向きもしない。
自分が、端の者なのか、真ん中の者なのか、しっかり確認しておきたい。
みんなが、真ん中にいられるワケではない。大半は、端の者。
たとえ真ん中にいたとしても、いつまでもは居させてくれない。世の中は残酷に、仕上がっている。
立場が弱い端の者が、真ん中の者のように振る舞ったならば、途端に反感を買う。
ヒトの許容量というのは、とても少ない。ヒトが、認められる範囲は、案外狭い。
それで、真ん中と端が出来る。
それを前提として、振る舞いたい。自分も蔑ろにしているハズ。
端の者を、蔑ろにしている。得ようとするのは、真ん中の者からのみ。結局自分も、世の中の一人。
端は、外側。ヒトの認められる範囲は、狭い。自分もそうしている。なので世の中もそうなる。