いちぶ
そこだけならば、抜群。
全てが、優れる必要があるだろうか。
一部だけを、切り取ってしまえばいい。
全ては一部の集合体。一部が組み合わさって、全体を作り出している。
世間からダメだと評価されているモノでも、一部だけを切り取れば、案外素晴らしい。
そのあとは、その一部を補完して、完成させてしまえばいい。
一部を拡大し、加工し、カタチとして演出する。完成品とする。
どうも世の中は、全体像で見すぎてしまう。一部だけ拾い上げて、それを本人に伝えればいい。
全部を褒められるコトを、みんな望んでいるワケではない。
逆に全部というのは、中身を見ていないで適当に褒められている気持ちになる。
一部の良い部分だけを褒め称え、そこを切り取って構わない。
そちらの方が、中身を評価されているコトになる。しっかりと見てもらえているコトになる。
全部を見てはいけない。一部だけでイイ。
一部の良い部分だけを切り取り、あとは本人なり、他者なりが補完して、完成させればイイ。
全体は、脳が考えて作り出している。この考えて作り出しているモノが、必ずしも良いとは限らない。
意識して作ったモノが、良いという保障はどこにもない。
それよりも、本人も気づいていない、その一部がとても良かったりする。
全体を作り上げる能力のあるヒトは、確かに優れている。ただつまらない。
ダメだとされるヒトは、全体を作る能力に欠けているのかもしれない。それでも、一部分だけなら、面白い。
一部分だけで、良い気がする。その方が、もっと素晴らしいモノが、出てくるような気がする。
一部分だけ、もっと見るべき。積極的に切り取る。悪いと思う必要は無い。切り取らない方が、結果的が悪く出る。