さす
弱ってると、耐えられない。
ただの音が、そう感じさせる。
体が弱っている時は、音がカラダを刺す。
とても不快になる。
強すぎる光も、やはり刺さる。
若者の中には、激しい音を好むモノも多い。この音や光は、何だろう。
光も音も、波。それを主にカラダの受容器が感じ取っている。
エネルギーの波、その振動が刺してくるのだろうか。
健康な時は気にならないくらいの音が、疲れてくるととても不快に刺さってくる。
これは、その音に対応できていないから。音は、振動であると同時に、リズム。
カラダのリズムと、音のリズムが調和していない。
若者の中で、大きく激しい音を求めるのは、カラダのリズムをそこに調和させたいから。
それほど意識はしないが、ヒトはその時その時でリズムを刻む。
いつも同じようなリズムだと思いがち。でも、その時の状態で、コロコロ変わる。
強すぎる光を、不快と感じるのも、同じ理由のように思う。
カラダのリズムのコントロール。逆に音を使えば、自在にそれが出来るのかもしれない。
気づかない健康状態を、把握する時も、使えるように思う。
今の自分と同調する音。同調しなければ刺さる、もしくはモノ足りない。音は、細胞ひとつひとつに働きかける、ムードメーカー。