いきもの
やさしい。
そのやさしさに甘えている。
生き物はとてもやさしく、ヒトはそのやさしさに甘えて、生きている。
生き物でないモノは、味気ない。
堅く厳しい。
生き物でないモノの中だけで、生きられるのは、自分でゼロより生み出していけるモノだけ。
味気ない原料から、組み合わせて、新たな部品を作っている。
ほぐされたその部品は、とてもやさしく、世界を住みやすくさせる。
それに甘えて、さまざまな生物が、現在地球上で生きている。
ヒトも、味気ない原料から、いろんなモノを造るコトは出来る。ヒトが造ったモノは、やさしいだろうか。
ほぐされているのか。他の生物は、そこで生活できるだろうか。
自分のコトだけ考えて生きてるなら、サル。他に迷惑をかけぬように生きてるなら、ヒト。
他の生きる場所を提供しているなら、神。
神はダレだろう。
物言わぬ、モノ達。彼らは、生きる場所を提供してくれる。
原材料となってくれる、地球、そして太陽。原材料から、住みやすい場を提供してくれる、とても小さな生物、そして植物。
その全てが、神と言っても良い。
結局彼らに甘えなければ、ヒトは生きていけない。
技術が発達したと言っても、まだ甘えっぱなし。自分たちが食べるモノでさえ、原料からは造れない。
どこかの生物が、ほぐしてくれたモノで、生きている。横取りするようにして、100%甘えている。
ヒトはそういう、とても知能が発達した生物。
もしも知恵があるというなら、生物が住めない場所を、ほぐすぐらいしてもいい。
住みやすいやさしい場所を、沢山造る。
たとえば月。月の緑化。
そのくらいの気持ちになれば、地球上で生きやすい場所を造るのは、たやすいハズ。
生き物はやさしい。ヒトはいつまで甘え続ける。知恵は、ダレの為にあるべきか。