れいせい
浮かれると判断を間違う。
腹を立てても、判断を間違う。
判断を間違わない為には、冷静であるコト。この冷静とは何だろう。
おそらく普段は冷静な状態。
とするなら、冷静というのは特別な状態ではない。
使われるのは、熱くなっている時。気持ちを落ち着ける為に、使われる。
ヒトの思考力というのは一定ではなく、感情によって、その働きは鈍くなってしまうように思う。
思考力と、感情とは、同居出来ないというコトなのだろうか。
感情が高まる程、思考力は鈍り、感情を抑える程、思考力はその力を増す。
やはり、感情と思考力は同居出来ないと言える。
冷静とは、主導権を感情が持って、鈍った思考力に対して、働きかけるモノ。
思考力を取り戻す行為。
ならば、邪魔である感情を取り除いてしまえば、もっと良いのではないかとも思う。もしも感情がなければ、どうなるだろうか。
いつでも冷静で、思考力をフルに活用出来る。100人いれば、100人がその状態。
そうなると、とてもギスギスする。みんな同じ方向を向き、冷静に判断する。
いつの間にか、失敗は許されなくなり、ハードルはどんどん上がっていく。
知らぬ間に、焦らされているし、間違えられなくなっている。
その間違えられないという余計な思いは、思考力も鈍らせてしまうハズ。
結局、思考力がフルに活動し続けると、破綻してしまう。
感情を高ぶらせ、思考力を鈍らせて判断を誤らせるコトも、時には必要と思う。
冷静は、暴走する感情へのブレーキ。感情は、いずれ破裂してしまう思考の、ガス抜き。