すたれる
一世を風靡したモノ。
一世を風靡したモノが、どうして。
一世を風靡したモノが、どうして廃れるんだろう。
古い。と思わせる要因とは何だろう。
ある一定期間を過ぎると、一世を風靡していたモノほど、古いと感じさせ嫌悪される。
どうしてそのような感覚に、なるのだろうか。
一世を風靡するのは、その時代時代を彩るモノ。時代が変われば、また新たなモノが彩っていく。
おそらく、その時代に、強く焼き付けられる。一世を風靡したモノほど、強く焼き付いていく。
ページをめくられるように、時代が進むと、それは古いと感じさせてしまう。
更には、新しいモノに乗り代わっていくコトで、先進性を見せようとする、振る舞いもある。
みんながマネをしたくなるようなモノの提案が、世の中には沢山仕掛けてある。
みんながマネをして、一世を風靡すれば、それをやり始めたヒトは、先進的とされる。
それを求める流れが、今までのモノを否定する行動になる。
古いという、否定的なポジションに落とす。
先進性が欲しいので、その逆の古いというモノは、押し除けられていく。
先進のエリアか、古いのエリアか。だいたいのヒトは、先進のエリアにいるコトを望む。それで古いエリアのモノは、嫌悪されていく。
ターンテーブルの上をまわりながら、フレームから外れていく。フレームから外れたモノを、引き戻せば、古いと言うコトになる。
一世を風靡しても、それはその時代に置いてきたモノ。もうフレームから外れたモノ。
先進性を求める度に、古いモノも生まれていく。