きょうふ
何を感じている。
中国は何を感じている。
中国は、恐怖を感じている。
大国の中国が、日本に対して恐怖を感じているなど、日本人は思いもしない。
ただ、中国は明らかに、日本に、そして日本人に恐怖を感じている。
尖閣諸島での、中国漁船拿捕で、今でも船長は日本にいる。
そのコトに対して、中国は不安になっている。船長の身を案じている。
日本人はそんなコトは考えないが、中国人には戦時中の記憶が刻まれている。
大日本帝国は、中国人に対して、ヒトの尊厳をないがしろにする行為に及んでいる。その記憶が中国人には刻まれている。
大国であれ、日本という国を、潜在的に恐怖している。
安心させてあげなければいけない。不安を、取り除いてあげなければいけない。
船長の身の安全を宣言し、出来ればその生活実態、その映像を公開したい。
それは安心材料になる。ひとつひとつ安心材料を提示して、不安を取り除きたい。
不安を取り除くほどに、中国も冷静さを取り戻す。
そして、双方の安全の確認。日本にしろ、中国にしろ、怪我人や死人が出ては、厄介。
そうならないように、気をつける。それを何より重要視する。
大量に旅行を取りやめる抗議のやり方は、怪我人や死人が出ないのでOK!
煉瓦を投げ込むのは、怪我人や死人を出す可能性があり、絶対的に否定する必要がある。
中国であれ、日本であれ、怪我人や死人は出してはいけない。そういう行為なら厳しく否定する。それが重要。
それが出来て、その後主張するなり、交渉するなりすればいい。
最初から、主張をしてしまうと、まともに受けるコトになる。これはマヌケで、幼稚すぎる対応。
相手が高圧的に来たのならば、ズラした方がイイ。それは、双方の身の安全の約束。
身の安全の約束と保障に、ズラした方がイイ。身の安全というのは、大日本帝国では絶対に行われない、考えの方向。
それを示して、現在の日本は、大日本帝国とは別物なんだと、知らしめたい。
知らしめて誤解が解け、冷静になったら、主張すればいい。それは好きにやればいい。
ただ、身を危険にさらす行為は、許されない。中国であれ日本であれ、身を危険にさらす行為は、絶対に許してはいけない。
重要なのはその一点。そこだけ守れば、後は勝手にすればいい。
もちろん中国にもズルさはある。そのズルさが入り込む隙を与えない為にも、身の安全を第一に進めるべき。
感情論になっては、ズルさが入り込むスキマを与えてしまう。押さえる所を的確に押さえ、感情論が成り立たないように、詰めてしまう。
中国は恐怖を感じている。まずはそれを取り除く。重要なのは感情論にしないコト。高圧的な態度に対して、ぶつからずにズラして、まず身の安全を押さえる。身の安全を押さえた抗議ならば、どれだけしても構わない。そう伝えて、熱を冷ましていく。その後主張したいのなら、勝手にすればいい。