かつ
無しでいく。
無しでゴールまで行く。
勝つ要素が無しで、それでもゴールまで行く。
負けが分かってからの、ゴールまでの道のり。そこには勝つという要素は残されていない。
自分より遅れている存在も無いので、余裕の要素もない。
勝つという気持ちよさと、余裕が無い中で、ゴールまでの道のりをどう進むか。
勝つ為だけの目的であれば、進む方向を完全に見失う。
目的は消え去り、一歩進むコトも、困難になる。そこからは、違うテーマが必要になる。
勝ち負けとは違う、テーマ。ゴールまで辿り着く、それもテーマになりうる。そして自分との戦い、それもテーマになる。
勝ちの要素が無くなってからは、辿り着くコト、自分との戦いをテーマにしていく。
というよりも、最初から辿り着くコトや、自分との戦いがテーマでも良い。
勝ち負けという、ギャンブル的なモノに、毒されてしまっている。
たとえ勝負事といえど、辿り着き達成させるや、自分に勝つというテーマでも構わない。
どちらかと言えば、勝ち負けよりも、そちらの方が安定して、自分を向上させられる。
勝ち負けのノイズに振り回されずに、冷静に分析して、足りないモノを補うコトが出来る。
とすると、勝ち負けは余計。そして余興なのかもしれない。そのおまけの部分が、重要になり過ぎなのかもしれない。
その為に、本質がクリアには見え辛くなってしまっている。本質は勝ち負けではない。
スタートからゴールまで、その道のりを進むコト。そして、それが出来るように、自分を向上させるコト。それが本質。
勝ち負けは、相手次第。本質とは違う、不確定要素。
勝ち負けに振り回されがちだが、達成するコト、そして自分の向上というテーマも、携えたい。それがあれば、勝ちの要素が無くなっても、進んでいける。勝つは、ただのおまけ。面白くする為の、おまけに過ぎない。