ほんやく
わからない。
まるでわからない。
翻訳が出来ないので、まるでわからない。
モノには名前が付けられる。機能にも名前が付けられる。
それがいつの間にか短縮され、コンパクトに折りたたまれる。
折りたたまれたモノは、アルファベット一文字になったり、頭文字だけの言葉になってしまう。
これがわからないを作る。
短縮したモノを、翻訳できればいい。アルファベット一文字のモノを、元のカタチに翻訳できるなら、問題はない。
ただ、その世界に不慣れであると、ただのアルファベットでしかない。
そんなモノがいくつもあった時点で、ちんぷんかんぷんになる。
そこまで短縮しなくてもイイと思うが、なぜしてしまうのだろう。
あえて分かりづらくしている。分かりづらくするコトで、特別感を演出している。
大したことが無くても、わかりづらくすれば、それなりに格好がつく。
とても悪趣味な、傾向。あまり親切とは言えない、意地悪な行為。
そんなコトをし過ぎるので、最終的には自分たちでも分かりづらくなってしまう。
その世界を理解するのに、ついて行くのがやっとになる。
省略したいならしてもイイが、ちゃんと本来の意味も沿えるべき。
とくに不慣れな人相手なら、本来の意味を大きく書いておく。
そうやって、慣れてきて初めて、省略を使う。段階を飛ばすので、わからないを作るだけになる。
どうも意地悪で悪趣味が横行している。無理繰りでそれを喰らわせようとしている。その段階にいて、翻訳が出来ればいいが、出来なければただの意地悪と思うだけ。誰を相手にするのか。もっと考慮しなければイケない。省略はしたがるが、踏みとどまるべき。考慮して、踏み止めるべき。