えすかれーしょん

わすれる

わすれる

そうなる。

そうならなければ、ならない。

忘れなければ、ならない。

くり返すほどに、強く焼き付き、忘れなくなる。そのハズ。

ただ食事などは、かなりカンタンに忘れてしまう。覚えていても良いハズだが、忘れてしまう。

これは、忘れなければ、ならないから。きっと覚えていては、差し支えがあるから、そうなっている。

その食べ物がおいしかった、あまりおいしくなかった。そういう記憶は残っている。

ただ、事細かには覚えていない。覚えていても良さそうなコトを、まるで覚えていない。

これは事細かに記憶していては、あまり好ましくないのだろうと、予想がつく。

食事はくり返されるモノ。繰り返し摂取しなければ、ならないモノ。

この時、記憶が明確に残っていると、脳が飽きたという、反応をしてしまう。

脳は、同じ情報が入ってくると、飽きて拒絶してしまう。

繰り返し摂取しなければならないのに、脳が飽きて拒んでしまっては、摂取の妨げになる。やはり、ほどよく忘れなければならない。

くり返すコトだから、忘れる必要がある。忘れなければならない。

それで忘れて、次の摂取の妨げにならないようにする。必要によって忘れ去られる。

記憶というのは、生き物。とても動的に仕舞われる。脳は邪魔をするべきではない。

忘れるというのには、理由が潜んでいるかもしれない。どんなに覚えても、忘れてしまうのなら、それを疑ってもイイ。脳は記憶し、忘れている。それが脳の仕事。記憶と忘れるの中で、ヒトは生活している。なぜ忘れるのか?それはとても興味深いナゾ。

-えすかれーしょん