わすれる
そうなる。
そうならなければ、ならない。
忘れなければ、ならない。
くり返すほどに、強く焼き付き、忘れなくなる。そのハズ。
ただ食事などは、かなりカンタンに忘れてしまう。覚えていても良いハズだが、忘れてしまう。
これは、忘れなければ、ならないから。きっと覚えていては、差し支えがあるから、そうなっている。
その食べ物がおいしかった、あまりおいしくなかった。そういう記憶は残っている。
ただ、事細かには覚えていない。覚えていても良さそうなコトを、まるで覚えていない。
これは事細かに記憶していては、あまり好ましくないのだろうと、予想がつく。
食事はくり返されるモノ。繰り返し摂取しなければ、ならないモノ。
この時、記憶が明確に残っていると、脳が飽きたという、反応をしてしまう。
脳は、同じ情報が入ってくると、飽きて拒絶してしまう。
繰り返し摂取しなければならないのに、脳が飽きて拒んでしまっては、摂取の妨げになる。やはり、ほどよく忘れなければならない。
くり返すコトだから、忘れる必要がある。忘れなければならない。
それで忘れて、次の摂取の妨げにならないようにする。必要によって忘れ去られる。
記憶というのは、生き物。とても動的に仕舞われる。脳は邪魔をするべきではない。
忘れるというのには、理由が潜んでいるかもしれない。どんなに覚えても、忘れてしまうのなら、それを疑ってもイイ。脳は記憶し、忘れている。それが脳の仕事。記憶と忘れるの中で、ヒトは生活している。なぜ忘れるのか?それはとても興味深いナゾ。