じゅうあつ
演じる。
とても立派に、演じていく。
とても立派に演じていくのは、重圧。
いろんなモノを求められる。その全てにおいて、立派に演じようとすれば、それは重圧でしかない。
背負いきれない重圧がのしかかった時、それでもまだ立派に演じようとすれば、破綻する。
自分のカタチで生きているヒトと、ヒトに求められたカタチを演じているヒトがいる。
ある程度は、自分以上のカタチを演じるコトは出来る。でも、それには限界があり、それを越えて演じれば、自分を見失う。
演じてしまうのは、裏切りたくない為。求められているモノを、裏切りたくない。
全てを大切にしているので、そうなってしまうのだが、やりすぎは身を滅ぼすコトを、認識しなければならない。
身を滅ぼしてまで、立派を演じてもしょうがない。立派ではなく、それなりでいい。
立派を演じようとするヒトにとって、それなりでもダメに感じる。ならばダメでも良い。
ダメな自分を演じないと、身を滅ぼしてしまう。
ある程度で良いし、それなりで良い。立派な自分を演じても良いが、同時にダメな自分も同じ量、演じる。
まるで演じないのも問題があるが、身を滅ぼすほど演じても仕方がない。ダメでも良い。ダメな所で、呼吸しないと窒息する。ヒトの為に立派に演じて、自分の為にダメを演じる。それでなんとか生きていける。