うらけいざい
おもて経済。
おもて経済では好循環。
おもて経済では好循環。ではウラ経済で見ると、どうだろう。
経済にはおもてとウラがあり、その二つで本当の経済が姿を現すコトになる。
まずはお金。お金はただの紙切れで、これを価値あるモノにして、使っている。
それが、通貨。その国ではその紙切れをお金として使いましょうという約束により、通貨は出来る。
国が後ろ盾になるコトで、ただの紙切れも価値を持ったお金に替わる。
価値を持ったお金にはなるが、あまり沢山発行すると、実質的な価値は無くなり、紙切れに戻ってしまう。
その為に、ウラの意味を持たせ、借金というカタチにしている。つまり必ず返すという約束で、金融機関は中央銀行から、借りるというカタチを取っている。
これがウラの意味。利子を付けて、必ず返さなければいけない。それにより、借りっぱなしには出来ない。
更には、早く返した方が、利子も安く済む。借りたら早く返す。それこそウラの意味の真髄。
お金を持って浮かれる、おもての意味と、お金を返さなくてはいけない、ウラの意味を同居させている。
とすると、好景気で、バブルのような経済の好循環も、ウラ経済の目で見れば、返さなければいけない借金が、世の中に溢れているだけになる。
お金が増えれば増えるほど、借金が増えているにすぎないとも言える。
おもて経済だけで浮かれて、ウラ経済を見なさすぎなのかもしれない。
ウラ経済で見れば、お金はあくまでも借金なので、必要以上に流れても仕方がない。
あくまで必要なお金が、世の中に流れるのが適切と言える。身の丈にあった、お金の流出量を心がけたい。
あまりにもおもて経済ばかりになっていた。ウラ経済の視点で見れば、本来の姿が見えてくる。好景気はウラ経済で見れば、多借金。
もともと価値のない紙切れを、お金とした時からの宿命。おもて経済とウラ経済の視線で見たい。お金=借金という、本来のカタチを見落とさないように、心がけたい。