えすかれーしょん

むきあう

むきあう

恐い。

とても恐い。

自分と向き合うのは、とても恐い。

どうして恐いのかを突き詰めれば、本当の自分を認めないとイケナイから。

自分のコトは、自分が一番よく分かっていると思っている。でも、本当は分かっていない。向き合っていない。

本当の自分と向き合わないで、どうしているのか。

実は、自分と思っているのは、自分が作り上げたイメージ。ウソの自分と言ってもいい。

それを自分だと、思い込んでる。

それで自分と向き合おうとすると、恐怖を感じる。

表面的な所から、内面の深いトコロまで、向き合うほどに、恐怖を感じていく。

認めたくない自分が、そこに居たら・・・・。思っていたのとは違う自分が居たら・・・・。

長年自分と思っていたのは、作られた自分。そんなコトが本当に起こったら、とてもまともじゃいられない。

向き合うとひと言で言っても、それは簡単ではない。

何より自分のイヤな所を、認めないとイケナイ。これは、とても辛いコト。逃げ出したくなるようなコト。

ヒトは自分の中で、イメージの自分を作り上げている。でもそれは本当の自分ではない。

良いように作り上げられた自分は、実際の自分とは違う。自分の行動に、周りのヒトが、好ましくない反応をする時がある。

それは、自分がそういう行動をとっている、それしか考えられない。でもそれは自分では認めたくないコト。

良いように自分の中で作られた自分が、するハズのないコト。ヒトの好ましくない反応に、とても戸惑い、いいわけをし、ヒトの所為にしてその場を取りつくろう。

でも、同じような反応を違う場所でもされると、さすがに自分が悪いのかもと、気づく。

どうやらヒトが気づくのが遅いのは、イメージの中の自分で生きているから。少しずつしか、ヒトは気づけない。変われない。

少しずつ気づいて、その度に落ち込んで、成長していく。自分と向き合うと、だいたい落ち込む。そうやって成長する。ゆっくりでイイと思う。少しずつ気づいて、本当の自分と向き合っていく。

-えすかれーしょん