やるき
どこから。
どこからきて、どこに行ってしまうのか。
ヤル気というのは、どこから来てどこに行ってしまうのか。
ヤル気はとても、うつろいやすい。なぜか続かない。
しかも、満足な道具や状態の時ほど、すぐに消え失せる。これはどういうコトだろう。
ヤル気と言っても、自分の中から湧いてくるとは限らない。
その多くは、ヒトの行動を見て、湧き上がってくる。これはどういうコトか。
本来なら、自分から湧き出してくるはずのモノ。他人の行動に触発されてとは、どうなっているんだろう。
本当にゼロから行動を起こすとすれば、カタチも道具も自分で作り上げなければならない。
みんながそれをするのは現実的に不可能。無駄も多い。
よって、ダレかの行動を見ながら、徐々に成長していくと考えてイイ。マネながら改良していくと考えてイイ。
とすると、ヤル気というのも、その過程で触発されて次に繋げる為の、当然の伝染。
伝染しながら、向上していく。人を見てヤル気が出てくるのは、そう考えれば上手くできている。
ではなぜ続かないのか。いや、続くヒトもいる。これはどうしてだろう。
ヤル気が続くヒトは、それをしないと生活していけないヒト。もしくは、そのモノを本当に楽しめるヒト。
更には、それしかないと言えるヒト。かもしれない。
するともう、支えているのはヤル気ではないかも知れない。生活や、人生に組み込まれている。それ無しでというのが考えられない、そういう状態になのかもしれない。
すると、やはりヤル気だけに限れば、長続きはしていない。長続きしているヒトは、生活の中に組み込んでいる。
そのモノを生活の中に組み込んだヒトは、長続きが出来る。でも、そうでないヒトは、続かない。
ヤル気というのは、おそらく火花に近い。火をつけてはくれるが、その効果は長続きはしないモノ。
どうやらヤル気では、続かない。ヤル気はあくまでも、キッカケに過ぎない。ヒトを見てヤル気になって、それが続くか続かないかは、そのヒト次第。人生の中に組み込めるか、生活の中に組み込めるかに、かかっている。