できる
出来ない。
自分には出来ない。
自分には出来ないコトを、ヒトは出来る。
自分がナニも、出来ない気がする。他のヒトばかりが凄くて、自分はまるでダメな気がする。
そんな風に思う時がある。確かにそうかもしれない。ただ、それは出来るヒトの、出来る所ばかり見ているから。
出来るヒトも、すべてにおいて出来るわけではない。すべてにおいて凄いわけではない。
出来るヒトの、凄い所だけ見れば、誰だって怖じ気づく。
それほど凄いヒトなんていない。みんなそれなりの能力。あとは足りないモノを、埋める努力。
もしかすると他のヒトが、自分に対して、出来る存在と見ているかも知れない。
そのヒトも、自分なんてダメだと思っているかも知れない。
すごいコトが出来てるヒトも、自分なんてダメだと思っているかも知れない。
なぜこうも、自分にはナニも無いと思うのか。
もしかすると、自分が出来るコトというのを、認識する感覚が弱く出来ているのかもしれない。
自分が出来るコトは、自分にとっては当然のコト。それで他のヒトにも当然のコトだと、勘違いしてしまう。
自分にとって当然でも、他のヒトにとったら凄いコトというのは、よくある。
とすると、それに気づかないだけ。もしくは、それを活かせる場にいないだけ。
何気ない事でも、他のヒトにとっては凄いコト。それは大いにありうる。
出来ないコトを数えるより、出来るコトを活かせる場所を探す。その方が、自分がより役に立てる。
自分なんて、どこで役に立つのだろう。あまり大舞台など、欲張るコトをしなければ、それなりにあると思う。欲張らない。それなりまで下げる。そうすると、狭かった道が広がっていく。その中を進めばいい。そう思う。