せんそう
つかわない。
武力を使わない。
昨日の補足、武力を使わずに、戦争を押さえ込む方法。
では理想型から。理想型としては、武力を用いずに戦争を起こらない状態に保ち続けるコト。
ダメな形としては、感情論で戦争が起こり、押さえきれず、沢山の犠牲者が出て、環境に甚大な被害が及ぶ状態。
理想型とダメな形を100段階で割ると、現状は50か60くらいだと思う。
ただ、一つの行為から、戦争状態に突入し、連鎖しながら途端に取り返しがつかなくなってしまう可能性がある。
その段階で、ダメな形に落ち込んでいく。ダメな形の一桁にすぐに到達してしまう。
現在は平和でも、かなり危険な状態であるコトを認識したい。
では、本当に平和な状態にする為に、何をするべきだろうか。
現在の平和は、恐怖方式。恐怖による、抑止力を利用している。これはかなり原始的な方法。大昔からあるやり方。
これでは、莫大な武力に頼らざるを得ない。その時代に一番武力を持つ国に、依存する平和と言える。
ではどうしよう。イメージと、優越の意識、窮屈さを利用する。
戦争を起こす人間は、権力者。権力者は、自由に出来る人間。自由に出来る人間は、欲望のままに動ける。
人間の欲望など、たかが知れている。みんな決まり切った行動をする。
まずどのような行動をするか、あらかじめ示してしまう。すると、権力者達は、まるで同じ行動をする。
女をはべらかす。立派な家に住む。着飾る、飾り立てる。贅沢な食事をする。反対するモノを殺す、または排除。
どの権力者も、判でついたように同じ行動をする。権力者は、自分が決まり切った行動をしているなど、思ってもみない。
すべてにおいて優位に立ちたい権力者にとって、そんなアタマの悪い行動をしているのを、絶対に認めたくない。
示したとおり動いているというのは、能力的に劣る人間がするコト。権力者はそれを絶対許せない。その窮屈さを利用する。
その縛りで、行動をコントロールする。更には、ヒトをイイなりに出来ても、それは真実ではないコトも示す。
イエスマンは、力ずくで言わせているだけで、心から出てくる真実の言葉ではない。
それを大々的に公にするコトで、力ずくでは真実が出ないという認識を、共有させる。これで力ずくに、相当の縛りがつき、ブレーキがかかる。
もう一つ、戦争を起こす人間は、感情で動く。戦争の後、どれほど死体が出るか、瓦礫になるかイメージをさせる。
相当酷くなってから、最初は何だったけ?というのが、実は多い。感情で動いて、その先に起こるイメージが出来ていない証拠。
生きている人間が死体になり、生活する為の建物が、瓦礫に変わる。イヤ、通常兵器ならばそれだけで済む。
だが、放射性物質を生じる兵器を使えば、遺伝子を傷つけ、生物はカタチを保てなくなる。ヒトはヒトではなくなってしまう。
自らの責任で、それだけのコトをしてしまうんだという、イメージを持たせる。
感情で動くほどに、のちのち思っている以上に、ヒドイ現実が待っているコトを、イメージさせる。
少し残酷な気もするが、武力に頼らないやり方なので、仕方がない。
戦争はヒトが起こすモノ。それは自分とまるで違うモノではなく、自分の中にもある要素。
より自分の深いトコロに潜り、行動を起こす前の段階で縛りを付けるコトで、武力に頼らない平和は実現する。ヒトは危険な生き物。危険な要素を持つ生き物。その要素を見極め、制御したい。