だぶるすたんだーど
二つ。
真逆の二つが、存在する。
真逆の二つが存在してしまう、ダブルスタンダード。実は、悪いとも言いきれない。
状況によっては、悪いとは言いきれない。
現政権の民主党は、旧来の自民党のような、補助金や公共事業などの、バラマキ癒着。そしてそれを否定する勢力の二つが存在する。
その二つの勢力が、政権を取るという目的の為に、一つになった。それが、現在の民主党の姿。
真逆の二つが内在する、ダブルスタンダード。本来なら、問題のあるカタチと言える。
ただ、ダブルスタンダードでも、ある時期ならば、最善のやり方にもなり得る。
それは変わる時。もしも従来と違うカタチに、変化させるならば、最善になりうる。
変わる時。といっても、ヒトはすぐには変われない。社会もすぐには変われない。
変わる時には、それなりの時間がいる。
従来のモノが、とても問題のあるモノだとする。それでも、それで成り立ってしまっているならば、それを取り除くべきではない。
それを取り除けば、それで成り立っている社会は、崩壊する。
問題ある社会ならば、崩壊させてもイイと思うかもしれない。確かにそうだが、失業者が沢山出て、とてつもなく負担になる。という現実が待っている。
プラスマイナスで考えれば、問題があっても、すぐに崩壊させるのは妥当ではない。
問題あるモノでも、それを残しながら、変えていく。その過渡期には、ダブルスタンダードでも、最善になる。
従来を維持しながら、まともな形に変えていく。腐った柱を取り除く前に、新しい柱を沿える。
腐った柱を取り除くのは、それからで良い。
ここで重要なのが、民主党が新しい柱を作っているか、というコト。
バラマキや癒着を批判している、民主党の勢力で、新しい柱を作っている人間が、いるだろうかというコト。
旧来のやり方の小沢氏を批判するだけでは、何もやっていないのと同じ。新しい柱は、一つも出来ていない。
あまりに大きなもので、そこから逃げている。出来る感覚がしないのだと思う。それで向き合ってない。
それでは、変われない。変わる過渡期であれば、ダブルスタンダードでも最善。
ただ、変わらないのであれば、ダブルスタンダードはズルいだけ。
政権を取る為に、ズルいコトをしただけになる。
逃げてはいけない。新しい柱を作らなければいけない。それまでの間だけ、ダブルスタンダードは、許される。