うけつぐ
務めがある。
やるべき務めがある。
受け継ぐモノが、やるべき務めがある。
伝える側は、限界がある。全てを伝えたいが、その方法が分かっているわけではない。
伝えるという点では、シロウト。何がどうすれば伝えやすいか、それを知ってはいない。
それは、受け継ぐモノの務め。受け継ぐモノが、分かりづらい所、まどろっこしい所など、修正して次に伝える必要がある。
そのまま伝えるのではなく、より伝えやすいカタチで伝えて行く。それは受け継ぐ者の務め。
遠慮は要らない。どんどん工夫して、次に伝えればいい。
分かりづらいまま、伝えるというのは、知恵がない。やさしさもない。
最初に伝えたヒトは、分かりづらいまま伝えたいわけではない。やり方を知らないだけ。
受け継ぐモノは、どこがわかりづらいか、まどろっこしいか分かる。
受け継ぐモノしか、それはわからない。なので、より分かりやすく、的確に伝えるのは、受け継ぐ者の務めとなる。
どんどん修正して、分かりやすくすれば、どんどん良くなっていく。それは、最初に伝えようとしたヒトも、望むコト。
あまりにも、分かりづらいまま、伝え続けてしまうコトが多い。それは最初のヒトも望んでいない。
より分かりやすく、的確に伝えて行く。それこそが、受け継ぐ者の務め、伝えようとしたヒトの気持ちを汲む、行為になる。