じゅつ
かけ離れていく。
どんどんかけ離れていく。
学問は素晴らしい。ただ、学問では実を離れても、存在出来てしまう。
実を離れ、一人歩きをしていっても、ダレも止める者ははいない。
学問は、その一部に権威の要素を含む。権威性が、更に実と離れるコトを助長してしまう。
学問の全てが悪いわけではない。それでも、一部に問題があり、それが本来のカタチから離れる要因になっている。
そこで術。術ならば、実と離れるコトはない。
実と離れた段階で、衰退していく。離れるほどに、衰えていく。
術は、実とともにあって存在出来る。使うコトで、磨かれていく。
使わないモノは無意味であり、使うコトを前提として、存在出来る。
学問をススメる段階は、過ぎていると思う。次の段階に、進まなければいけない状況が、もう何十年も続いているように思う。
実と離れてしまった現状を、術に改めるコトによって、的確な方向に修正したい。
学を術に変えるだけでイイ。術の語感が、全てを変えてくれる。
根幹から、見直される。思いもしなかったカタチに、改変されていく。
システムも、何もかも、全てが変わる。その時、これが本当のカタチなんだと、驚かされる。
ご立派で使えない学は、もう卒業したい。使うコト、使えるコトを前提として構成される、術に切り替えたい。
もちろん現代役に立っている学の要素は、術にしてもそのまま残る。よりホンモノのカタチになって残っていく。
学から術へ。欠落したモノを補って、より完成されたモノへ。それで、次の段階に移行出来る。目から鱗の、変革が待っている。