えいこう
凄くなりたい。
凄い存在になりたいと、思う。
自分の中にあるその欲求。その栄光欲。
冷静になると、とても恥ずかしいが、このみっともない欲求が、いつも頭に居座っている。
なぜこうも、凄い存在になりたがるのか。
凄い存在といっても、それはおそらく世間の評価。
自分のコトではあるが、そんなモノが欲しいとは、くだらないと思う。
なぜそんなモノを欲するのか。
モテたいのか、お金が欲しいのか、楽をしたいのか。どれもくだらない。そんなモノが欲しいわけではない。
では何を求める。さらに自分の深い所にダイブしてみる。
そこにある、自分のいろんなアイディア、システム達。それが、自分が消えれば同時に世の中から無くなってしまう。
自分でとても価値のあるモノだと思っているモノ。それが消えてしまう。それが憂いになっている。
いや、それでは、凄い存在になりたいという、説明にはなっていない。では何がそうさせるのか。
さっきのくだらないモノ。やっぱりその中に、答えがあるような気がする。
モテたいとか、金持ちになりたいとか、楽したいとか、それが自分の中にもある。
それは認めざるを得ない。どうやら、自分はそんなくだらない、情けない存在。
結局、自分の利益しか考えていないのかもしれない。認めたくはないが、それに支配されている。
いろんな考えやアイディアは、その為の手段。どうやら、全ては自分の為。なるほど、向き合うほどに自分というのは、本当に恥ずかしい。
立派なコトをしたがり、言いたがりしているだけの、立派ではない存在。
全ては自分の為・・・。ただ、それがまるでヒトの役に立たないという、コトは言えない。
自分の為に動いた結果、他のヒトにもプラスになるのであれば、それも良いように思う。
凄い存在になりたいという、栄光欲で生きてきた自分が、世の中にどう役に立っているのか。
自分がのさばり、世の中も良くなる。それを目指すのも悪くない。しょせん自分勝手。それで行こう。
イヤ〜正直ショックだ。自分がそんな存在とは。仕方ない。これから、自分勝手に生きてますと、思いながら生活していこう。自分なんて、結局そんなモンだったんだ。初めて思い知らされた、痛い現実・・・・・・。(笑)