ねむり
解放される。
様々なコトから、解放してくれる。
生きていると、いろんなモノが積もって、身動きがとれなくなってくる。
自分を責めたり、ヒトから責められたりして、追い詰められていく。
眠りはそこから、一時的とはいえ救ってくれる。
一度、救われる状態になれば、また新たな考えも生まれやすい。次の手を打ちやすくなる。
記憶も整理されて、とても自由な状態になる。
余計なモノが消え失せて、自由で勝手な想像の中で遊ぶコトが出来る。
生きていると、いつの間にかとても不自由になっている。そこから解放される。
もちろん、解放されると言っても猶予であって、ひと息つくだけで、現実に引き戻されはする。
しがらみから解き放たれて、とても自由な中で遊んでいると、思いがけない発想が出てきたりもする。
カラダも休まって、ヤル気も復活してくる。
眠りは、そんな自由な空間。自由に遊び回れる空間。
それでとても眠くなる。一番の娯楽は、眠りかもしれない。
あんなに勝手が出来る所はないし、遊べる所も、現実世界には存在しない。
また、生活している上での自分と、シッカリ向き合える場所もない。
とても静かに、自分の深いトコロと、向き合うコトが出来る。マジメな事も、娯楽としても、眠りの世界では存分に味わうコトが出来る。
ただ、眠りの世界だけだったら、いずれ素材が無くてつまらなくなってしまう。遊ぶ為には、現実の生活から素材を、調達したい。
メインが現実世界であっても、眠りの世界であっても、充実させる為には両方必要。
両方の世界を味わいながら、明日もその次も生きていく。永遠の眠りまで続く、素材集め、なのかもしれない。・・・・そう思う。