きんにく
見た目だろうか。
現在は、見た目の為に欲しがる。
とても身近な筋肉だが、これはどういうものだろう。
体重や、体型で言えば、筋肉や脂肪が強く影響する。
脂肪は栄養を貯蔵したモノ。エネルギーをしまい込んでいる。そして、あまり多ければ負担になり、不格好にもなる。
筋肉は、動かすモノ。骨だけでは、動かない。体を動かす為に、必要なモノ。
体重を気にするヒトは、筋肉も脂肪も嫌う。骨と皮だけのようになっても、それで満足してしまうヒトもいる。
ただ、骨だけでは動かせない。筋肉がなければ、カラダを動かすコトが、出来ない。
筋肉も付きすぎると、負担になる。体が重くなり、ぶつかって可動領域も狭くなってしまう。
筋肉や脂肪のバランスで、体重や体型は決まってくる。
そのバランスを決めるのは、食事と運動。摂取と、負荷。どれだけ摂取し、どれだけ負荷をかけるかで決まる。
筋肉は、あり過ぎても多くのエネルギーを消費するだけ。無駄なエネルギーなら、避けたい。
それで必要な分しか、筋肉は付かない。負荷は、その時生きるのに必要な筋肉を表す。無用なモノは、付けない。
カラダは生きるコトしか考えていない。その為の機能しか、備わっていない。
ただ、ヒトは見た目を求める。そこが、カラダとのギャップになっている。
チカラや運動能力は、筋肉の量と、質に影響される。
筋肉は、伸び縮みのするいわばゴム。このゴムの量と、その質によって運動能力は決まってくる。
伸びの良い、質の良い筋肉にしていくコトも、重要になってくる。
ただ、現代はそれほど、生きる為に運動能力は必要とされない。
よほど何かの競技をしているヒトでしか、筋肉は必要ではない。
一般の人が筋肉を欲しがる時は、ナニかに影響された時。影響されて欲しがり、そしてかなり早くやめてしまう。
必要性がなければ続かない。気持ちがあるうちは続くが、気持ちが無くなれば、やめてしまう。筋肉は、負荷をかけないとイケないので、ラクではない。
生きるのに必要な筋肉。結局、これからのヒトは、見た目に進むのか、生きるに進むのか。どちらの筋肉を付けて行こうとするのだろう。
筋肉はカラダを動かす為の、ゴム。見た目は、本来とは違う方向性。さてどちらに向かうのか。